月別アーカイブ: 2022年9月

2022/09/24~25 アゲハ類近況

クロアゲハ

9月24日

午後8時半過ぎ、2頭とも収容していた小プラケの中でガットパージを済ませて歩き回っている事を確認.この後、画像左上の蛹化スタンドへ移ってもらった.

9月25日

未明3時半頃確認すると、2頭ともワンダリングを終えて定位している所であった.

向かって右側の個体の方が進行が早かった.体長は3.5cmにまで縮んでいる.

帯糸を作る作業を見るのは何だか面白い.よく見ると、帯糸は互いにくっついておらず、独立した細い糸の束である事が判る.糸を吐く様子をこれまたよ~く見ると(右画像)吐糸口は先に吐いた帯糸の束には接しておらず、新しい糸は宙に浮いた状態で作られている事が判る.こんな手の込んだ事をしているのにはきっと訳がある筈.

帯糸をくぐって腹部の第二・第三腹節間に帯糸をがっちり挟み込んだ所.この時、この箇所は大きく段が付いていて、くぐった帯糸がはまり込みやすい形となっている.(この瞬間を写真or映像で撮りたかったが間に合わず…^^;)

トラブルの予兆?

(15:24)向かって右側の個体の帯糸が妙にたるんでるなと見ると、右側第一腹脚が足場糸にひっついたままであったのでつまようじで外しておいた(画像は外した後の様子).腹脚は既に機能を失っているようで、もはやこれ以上引っ込む様子はない.蛹化に影響がなければよいが・・・明日の朝かな?

キアゲハ

9月25日

【呼び方変更】大→No.1、小→No.2 「小」も遠からず「大」に大きさが並ぶと思われるので. (体長:No.1…約5cm、No.2…約3cm)夕方、新しい葉を補充.

アオスジアゲハ

9月25日

体長4.5cm.急に貫禄が付いてきた.

2022/09/19~24 アゲハ類成長中

アオスジアゲハ

9月19日

他のアゲハのようにタブノキを水挿しにしていたら、1日程で枝がミイラのようにしなびてしまった.葉の色もあまりよくない.急遽ラップによる蓋をしつらえたケースに枝を収めた.枝が横たわらないよう洗濯ばさみで枝を挟んでいる.この日の夕方には2頭目も5齢(終齢)に脱皮.

9月20日

枝の劣化は収まったように見える.幼虫らの体長約3cm.

9月21日

劣化した葉や枝は高湿度を保っても元には戻らない模様.新たに枝を採ってくる.前の晩から幼虫らは劣化した枝を嫌ってかケースの中をうろついていた.新しい枝は晩の内に取って来て設置していたが、自分の力ではたどり着けないようであったので強制的に移動(↑その直後の図).幼虫らは体長3cmを下回っていた.よほど腹が減っていたようで、作業の刺激をよそにすぐに葉を食べ始めた.

9月22日

体長はそれぞれ3cmに戻った.

9月23日

体長3.5m弱.

9月24日

昨夜枝交換.どうやら食べかけの葉が増えて来るのを嫌がる模様.う~む贅沢.体長:大…4cm、小…3.5cm (双方5齢)

キアゲハ

9月19日

体長:大…2cm強、小…1cm弱

9月20日

大は4齢に.大分終齢に近い色遣いとなった.体長:大…2cm強、小…約1.5cm

9月21日

葉を追加.体長:大…3cm(4齢)、小…2cm弱(3齢)

9月22日

それぞれ眠に入る.体長:大…3cm弱、小…1.5cm

9月23日

それぞれ5齢(終齢)、4齢に進級.体長:大…3cm強、小…2cm強

9月24日

体長:大…約4cm(5齢)、小…約3cm(4齢).「小」は4齢であるがかなり黒味が強い.

クロアゲハ

9月19日

体長約4cm

9月20日

朝、葉を採取.体長4.5cm

9月21日

この日の朝も葉を採取するも、今回の葉(いつもと場所が異なる)は日中の内にカリカリにしなびてしまったので急遽いつもの所で採取.体長4.5cm

9月22日

体長5.5cm.よく見ると色合いが微妙に異なる.

9月23日

体長5cm強.体長の増加はこの辺りで頭打ちか.

9月24日

(7:48)1頭が明らかにボトルを降りたがっていた.そろそろ「あがり」の模様.

小プラケに収容.

(8:19)あまり時をたがわずもう1頭もボトルを降りたいアピールをしていたので同じ小プラケに収容

(14:22)それぞれ小プラケの側面で頭を上にしてじっとしている.下には数個に大粒の糞が落ちている.恐らく今夜ガットパージに続いてのワンダリングが始まるだろう.

2022/09/23 ノコギリクワガタ「なし」確認

「いる」とばかり思っていたのに・・

朽ち木の下にいない事は前回の確認で把握していた.今回は朽ち木の内部にクワガタが入り込んでいるかの確認.結果は「やはりなし」.雌は身籠っていなかったのか?

主がいない水槽は放っておいても仕方ないので即座にリセット.図らずも同じ種類・大きさの空の水槽が2つできてしまった.カナブンの実験の開始はもっと後でも良かったかも?

2022/09/21~24 クスサン雌羽化したが・・・

ミズアオよりもBIG

18時過ぎに帰宅後、クスサンの雌が羽化を果たしていた.

手製のフックで、いつもミズアオを入れているカゴの天井に繭ごとぶら下げた.しかし、風等でプラプラ上下軸回りに往復回転するのが嫌だったか、この後カゴ天井に飛び移った.

9月22日

どうやらこの日の夜に2頭目が羽化していたようで、いつの間にか抜け殻のみになっていた.恐らく雄(ベランダに置いたままにしていたので自由に飛んでいける)

9月24日

親虫を取った日立駅にほど近い自宅駐車場や、かみね公園周辺で夜な夜な雄を待ち受けているが、中々雄は現れない.雌の気が続く限り、待ち受けを継続するつもり(そもそも日立市にクスサンは生息している?今回は偶発的?).

9月25日

雌(およびasahama)のコンディション的に最後のチャンスと見て、未明3時頃まで鞍掛山付近で雄を待った.すると、雄と思しき蛾がカゴに接近する様子を観察できたが、間もなく飛び去り、その後雄は現れなかった.諦めて雌を付近の茂みに移してその場を後にした.後にする間際、最後の姿を撮っておいた.

asahamaの体力・時間的都合もあり、これ以上は付き合う事ができないが、カゴから解き放たれ、今後交尾できる可能性はきっとゼロではない.うまくいっている事を願う.

【反省】

駅前で親虫が採れた事もあり、きっとクスサンの繁殖はミズアオ以上容易なのだろうと思っている所はあった.しかし、少なくともこの辺りではクスサンの生息密度は高いとは言えないようで、PAや商業施設で見回った所、痕跡(翅等)すら見つける事が出来なかった.駅前で採れたのは偶然の中の偶然だったのかも.そんな中で自宅や駅前等で雄を待ったのは無謀だったのだろう.そう言えば、この辺りで野生個体幼虫を見た事が無い.むしろヤママユの方がメジャーかも.

2022/09/18 アゲハ類成長中

アオスジアゲハ

この日の朝、試しにタブノキの枝挿し飼育に切り替えてみた.体長はともに2.5cm強、4齢.尚、この枝には若葉はなく成葉のみが付いている.
1頭が葉の縁に辿り着くとパリパリと食事を始めた.アオスジアゲハは、asahamaの記憶が確かなら、中学時代以来の、2回目の飼育であるが、固い葉をどんどん食べていく様は改めて驚かされる.

キアゲハ

昨日調達した葉は昨日の時点ではへたりと萎れていたが、今朝になってみるとまあまあ持ち直している.体長:大(3齢)…1.5cm弱、小(2齢)…1cm強.

クロアゲハ

体長3m弱.4齢眠.今日の内に脱皮するか?

午後、それぞれ脱皮.5齢(終齢)

2022/09/17 オナガミズアオまさかの3化目羽化

営繭からきっかり2週間で

(16時半頃)ミズアオ営繭ケースから、聞きなれたカリカリ音が聞こえた.上から覗き込むと・・・今まさに成虫が繭から出てこようとしていた.これは予想外.

気づくのが遅れたようで、頭部~胸部にかけて少々傷みがあった.また、左前翅付け根付近には出血らしき痕が見つかったが、翅は進展していき、17時半過ぎには羽化を完了した.

果たして雄は来るのか?この夜、宮田地区のポイントで0~4時にかけて待機してみた.雌は2時頃からコーリングの姿勢をとったが、雄は気配もなく、この夜は終了.

あと最大2夜待ってみよう.

2022/09/24 追記

雌は交尾に至ることなく、4夜目にして産卵モードに入ってしまった.多数の卵を残したが、無精卵なので恐らくふ化しない.

残る3個体は今の所、羽化していない.もし非休眠であったなら既にもう2個体羽化があってもよさそうな時期だが.休眠に入ってくれたのかな?

2022/09/12~17 料理

北海道産の生ホッケが入ってきていた.こちら?では珍しい(9月12日).スフレオムレツ、フードプロセッサーが無くても作れることは作れる.但し、薄くなる.

2022/09/17 玉ねぎ発芽・また収穫

植えっぱなしの玉にて

花を咲かせ終わってからしばらく経った玉からそれぞれ新芽が出てきた.意外と丈夫だな.

赤玉の極み、2つの玉に分かれていたので片方を収穫した.根が美しく伸びていたのでこれも洗って頂いた.

収穫したこの玉の発生の経緯を下に記しておく.
(1)昨年秋、親の玉を植え付ける(まだ1玉).
(2)親の玉から2本の新芽が出る.
(3)今年、2本の新芽は2つの玉に成長し、花を咲かせた.
(4)2つの玉は夏の間、花茎だけを付け音沙汰なし.
(5)今頃になりそれぞれの玉の花茎の根元付近から新芽が出る.
(6)2つの玉の内、片方を収穫してみると、花茎を付けていた玉自体はしなびていて、代わりにこの新芽を軸とする新しい玉が育っていた.asahamaはこの玉を料理に用いた.