この個体は営繭から2週間と3日
午後3時過ぎにふと見ると、天井で羽を伸ばしているのを見つけた.雌.
お見合い&産卵カゴに移動.尚、今年はまだ雄成虫の誕生を見ていない.
この日の夜は・・・
深夜、コーリングをしていたが、雨と強風で雌はやる気を失ってしまったのか、近づいていた雄と結ばれる前にコーリングを止めてしまった.当時近づいていた雄は飛ぶスピードを緩めておらず、雌の居場所を掴みかねている様子であった. 次の夜再度挑戦する事にした.
早朝ならどうかと昨日に続き様子を見に行く.そして昨日カナブンらを沢山見つけた樹に向かうと…
結局アオカナブンは見つからず.もっと言うとカナブンら全般の数も少ない.朝早過ぎたのかも.30分強待ってみたが新たなカナブンらの来訪はなく、今回見つかったカナブン、シロテンハナムグリは昨日から入り浸っている者達かも知れない.
クワガタは別として、ミツバチ、スズメバチの朝は早いようだ.
左画像の、「いかにも」な色が濃くねっとり感のある樹液には案外お客さんは来ていない.匂いを嗅ぐとアルコール臭等は感じられず、むしろ苦いような匂いがする.お客さんが来る樹の樹液では、白い泡が噴出して、匂いを嗅ぐとアルコール臭を感じる.
市場に出回っているポインセチアは皆ファイトプラズマに感染しており、それによって枝ぶりが改変され、観賞価値が高められているという.では、そうでないポインセチアはどんな感じなのか?興味はあったが、そのようなポインセチアを購入する事は難しいので、ならばファイトプラズマを除去してみようと思うに至った(以前もちょっと行った事があるが、今回はもう少し力を入れる).
2本目は50~55℃の熱湯に1時間沈める(温湯でファイトプラズマは除去できるか?の試み)
処理が終わったら、それぞれ準備しておいた鉢に挿す.何だか温湯処理した枝は既に怪しい…
温湯処理を仕切り直し.湯温を45℃少々に下げて再挑戦.
枝を取り出すと…おお、煮物になっていない.温度って大事.煮物にはなっていなかったが、葉の所々に浸水状のシミが.やはりこの温度帯が限界かな.
更に見て回るとアオカナブンらしき姿を発見.手が届く位置にいたので、「雄であってほしい」と思いながら採ってみると…雌であった.まあ、アオカナブンを採る事自体が難易度高し(大体手の届かない位置にいる)なので、とりあえず良しとし、持ち帰る.
ハツタケ類やイッポンシメジ類と思しきキノコが多数見つかった.
改めて性別を確認.うん、雄だね.
種らしきものは3粒見つかった.もう種でてきてるのか!と色めいたが妙に柔らかい.試しに1粒カッターで割ってみると、簡単に割れて液状の内容物が出てきた.そうか…まだ未熟だったか.
ここまで被害が現れたのは、やはりネギコガの脅威を軽視していた事に尽きる.葉や茎から出てきて放っておいた個体らが羽化し、花球に集まって産卵したのだろう.今回は農薬に頼ってしまったが、開花前に現れた幼虫や蛹を片っ端から摘まみ出してアリの餌にでもしていればこのような展開にはならなかったかも知れない.他方、花球を夜の間防虫ネットで包んでおくのも効果がありそう.という訳で次作はネギコガに軸足を置いた対策を取ろうと思う.
トビイロスズメの雄は、自宅傍で待っていても飛んでくる事が判った.この記事のカテゴリに「庭」をつける事ができてちょっと嬉しい.
21時頃、雌はカゴの中を飛び始めた.クズの葉にとりつくとサッと腹部を曲げて1粒、またクズの別の箇所にとりついてサッと腹部を曲げまた1粒…と素早い動作で卵を産み付けていた.尚、カゴの網には産み付けなかった.十分(3粒以上)産んだ所で雌もカゴの外へ.
全部で10→11粒見つかった.狙いの数に収めるのは難しい.