2017年6月20日~25日までの記録
料理
調理・味付け済みのエビは、味が薄くなる方にコントロールできない
のが難点(もうちょっと薄味が好きなので).味付けしていないエビを
使うか...
植物
ナゴラン
麻紐に着生させて1年と少々.今年もナゴランは蕾をつけたが、葉には
皺が目立つ.蕾の一つもダメになっている.生命線である麻紐が劣化して
水を吸い上げなくなったせいに違いない.
今年の開花に関しては無視して麻紐を更新しよう.
いつものように麻紐の玉を4つ作る.これまで玉の保護にはラップを使って
いたが、小型のポリ袋に変更.これなら縁から裂ける心配が無いし、ラップ
同士がくっつく煩わしさも防げる(もっと早く気付けなかったかのう).
1.5mの麻紐4本から1.2mの4つ編みの紐を作製.
着生させていた麻紐を分解.鋏も使ったが、簡単にちぎれる箇所もあった.
新しい麻紐を枠に巻き、そこにナゴランを紐で固定.
さあ、これで回復しとくれよ.
ミルトニオプシス
咲きそうだった花がダメになり、バルブの調子も悪いとくると
根の状態も怪しい.そこで、根鉢を改めてみると、案の定状態が悪く、
生きた根はあまり残らなかった.
水苔の劣化と踏み、最近アサハマ的に流行りのバーク+ヤシ殻チップ
でプラ鉢に植え込んだ(プラ鉢の鉢穴があまりに大きいので不織布を敷く).
ストレプトカーパス
殺菌剤を塗って葉の枯れは抑え込んだかに見えたが再発.
しかも、飛び火するようにも発生している.これにはお手上げ.
様子を見るしかない.
昆虫
スズムシ
6月23日に与えた餌・・・上から時計回りに
パプリカ、ズッキーニ、オクラ、ナス、イネ科の草、小エビ、
スモークチーズ、マイタケ、キャベツ.
6月23日、新たな孵化は起こらなくなったようなので、飼育数の
調整に取り掛かる.まずは飼育容器から全部取り出して数を数える.
全部で30頭確認.親はたった4日の間に結構な数を産んだものだ.
この内10頭を引き続き飼育する.産卵まで土は必要ないので省き、
代わりにキッチンペーパーを敷く.左2個のペットボトルキャップ
には餌を、右1個は濡らした水苔を入れてある(水分補給用).撮影後
水苔のキャップをもう一つ追加.
残りは10頭ずつ2つの容器に分け、左は採集地に逃がした方で、右は
知り合いに里子に出した方.
6月25日に与えた餌・・・上から時計回りに
タマネギ、キャベツ、大根、人参、エンドウ豆、ズッキーニ、ナス、
マイタケ、スモークチーズ
今の所、キノコ類、ナス、ズッキーニ、スモークチーズの順に
人気があるようだ.
ウスタビガ
6月21日、コナラが挿してあるボトルの下が妙に濡れている事に
気付く.
そのすぐ上にいた個体、妙に体が縮んでいる.これはもしかすると.
葉の裏を中心に糸を吐き始めた.すると、下の水濡れはこの個体の
ガットパージか?だが不思議なことにこの後繭づくりに入った
2個体のケースではこのような跡は見当たらなかった.
3日程かけて着々と仕上げていった.
見慣れた繭の姿に.時折幼虫が顔を出し、繭の出口を仕上げて
いるようであった.繭づくりの間しばしば「チュ~」という鳴き声
を耳にする.可愛くも不思議な習性である.
繭の底には水抜き穴(?)もちゃんと作られていた.
6月24日、3頭目の繭づくりを目にする.この日は時間があったので
じっくり観察できた.
まず、葉の裏に薄く糸を敷いた後、繭の柄になる部分を作っている.
何本か糸を長く伸ばして繭の土台を作っている.この時、糸を長く
伸ばして出せるよう体を上手に使っているようだ.
土台を基に繭の骨格を作っていく.糸を吐きつける部分が弛まない
事がポイントのようで、この際胸部背側の2本のツノが繭に食い込み、
効果的に引っ張っているように見えた.
朝から作り始めた繭は、夕方には大分形となった.後は肉付けが
どんどんなされ完成に近づいていくばかりだ.
オナガミズアオ
オオバヤシャブシで育ててきたせいか、一時期与えたヤシャブシ
では食いつきがイマイチ(食べない訳ではないが、葉を完食する前に
食べるのを止めて徘徊してしまう)で、後で与えたオオバヤシャブシ
と思しき枝では食いつきが回復した.この頑固さはこちらとしては不便
だが、譲ってはくれないようだ.尚、初齢からヤシャブシを与えても、
後から与えたオオバヤシャブシの方が食いつきが良かった記憶がある.
6月21日夜から22日朝にかけて新たに2頭が上がりを迎えたので
落ち葉ケース(営繭の為に落ち葉を敷いた箱は、以降この名前を使う)へ
移動(この時点で営繭に入ったのはこれで4頭に).
4頭目のガットパージの様子.排出中は特に体前半を大きく縮ませて
いるが、終わると元の体形に戻る.
22日朝、出勤直前になって5頭目も食事を止めて上がりの気配.
仕方ないので枝ごと落ち葉ケースに移動.蓋をしておいた.
帰宅後見ると、こちらもガットパージの跡を残して営繭に入ったようだ.
これで、今年前半のオナガミズアオ幼虫飼育は終了.