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2021/11/21 クロコノマ4頭目羽化

8時後半、色付いた蛹に変化

頭の方から空気が侵入して、黒く見えていた翅がどんどん白っぽくなっていった.そして腹部も含め体全体が白っぽくなった.

11時30分過ぎ、羽化開始

例によってその瞬間は突然であった.殻の内側の成虫の腹部付け根付近がピクピク動いたかな?と思った直後蛹に割れ目が入った.それからはどんどん脱出→翅進展と続き、殻が割れてから翅伸ばし完了まで10分程度であった(飛べるには更に時間を要しそうだが).

顔付近拡大.アゲハとはまた違う美しさだなぁ.

こちらも故郷へ

故郷の赤羽緑地へ.手乗りには応じず、かといってふわふわ飛び立つでもなく地面に降り立った.その姿は落ち葉そのもの.初見ではまず見つからないであろう隠ぺいのデザインである.

2021/11/17~19 クロコノマ3頭羽化

11月17日

3頭目羽化を控えた蛹.翅が色付いている.

11月19日

asahama、時間が取れたので蝶達を故郷へ返しに向かった.餌として入れたみかん、りんごは摂ってくれたのかな?
故郷の赤羽緑地へ.いい天気.

それぞれつつくと3頭皆ふわりふわりと外へ飛び出して行った.

残る蛹はこの一つだが、まだ羽化に時間がありそう.羽化の様子が見たいのでこの個体は引き続き観察へ.

2021/11/15,16 クロコノマ羽化

11月15日

羽化に備え蛹たちはカゴの中に収められている.羽化間近の蛹、朝の時点ではこの状態.翅の先端付近がオレンジ色っぽいので恐らく雌.帰宅(日没)後、成虫の姿を確認.

11月16日

カゴの下隅っこの方で成虫がじっとしていた.蛹は白っぽいもぬけの殻に.

もう1頭の蛹も羽化間近の様相に.こちらは多分雄.
餌になるかは分からないが、とりあえず輪切りにしたミカンを置いてみた.

この日の日没後の確認では成虫は2頭に増えているのを確認した.

2021/10/29~30 クロコノマ蛹化

10月29日

前日、予兆のあった個体がぶら下がり前蛹化.他に2頭前蛹化の気配の個体が.

10月30日

(7:53頃)これまでに3頭が前蛹に達している.

(8:15頃)最初に前蛹化した個体がそろそろ蛹化に移る気配を醸し出している.軽い腹筋運動をしているみたい.

(8:35頃)よく見ると、お尻の先にある2対の突起が左右に開いてきている.面白い発見.

(9:08頃)2対の突起は完全と言える程180度左右に開いた.
(9:14頃)なかなか脱皮行動が始まらないが、じっくり観察.腹部後半が伸びてきたかな.

(9:20台)と、突如体をブンッと振る.Jの字が緩んできた模様.体を振る動作は何度か繰り返された.

腹部の皺も目立ってきたかな.

(9:50頃)遂に脱皮が始まった.

(9:53)前蛹の腹端に注目する.現在は幼虫の尾脚でぶら下がっているように見える(赤矢印).そのすぐ後ろにちょっと盛り上がった糸座と思しきものが見える(青矢印).前蛹時、尾脚を活用する点はアゲハと異なるみたい.そして前蛹時点では糸座を使っていないのも意外.
(9:54)ものの数分でここまで脱いだ.これから脱皮のクライマックスを迎える.
(9:55頃(1))脱皮殻の中から蛹の尾端を出そうとしている.
(9:55頃(2)) 蛹の尾端が出た(矢印).
(9:55頃(3)) もぞもぞ動きながら尾端を少しずつ糸座に近づけていく.この間、蛹が落下してしまわないのは恐らく何らかの方法で尾端付近が脱皮殻を掴んでいるからだろう.
(9:55頃(4)) あとちょっとで届く.
(9:55頃(5))届いた模様.
(9:56頃(1)) 体をよじりながら尾端を糸座に固着させていく.
(9:56頃(2))尾端の固定が完了した模様.

(9:58頃)この後は脱皮殻を揺さぶり落すだけなのだが、殻に糸が引っかかっているようで落ちそうで落ちない(そもそも、ぶら下がり負荷に耐えていた脱皮殻が、どうして簡単そうに落ちるのか不思議だが…).

仕方ないのでピンセット助太刀.脱皮殻は無事に外れた.それにしても奇麗に脱ぐね.

その後、蛹は徐々に形を変えていき、最後は図鑑で見慣れた緑のダルマみたいな姿に.