2頭羽化
8月21日に♂が、翌22日には♀が羽化していた.
♂
♀
ぱっと見で雌雄の違いが判れば通ですぞ.
お見合いは苦戦(もはや毎年?^^;)
日立のエリアで♂の飛来を2回(22日・23日)試みたが♂は来ず.
止む無く24日夜、東海村のエリアで待ってみたら日付変わり2:40頃、ようやく
待望の♂がやって来た.
(夏シーズンは♀のコーリングが遅くに始まる.それに♂の飛来率も春
シーズンに比べて何だかイマイチな気がする)
「見世物じゃねーぞ」…とはきっと思っていまい.フラッシュを
焚いても動じず.ヤママユだったらどうなんでしょ^^;
カゴの蓋をとって撮影.何者かについばまれたのか、♂の後翅には大きな欠け
がある.
5:00、夜が明けてきたがまだ結合を解かない.♀はそろそろ離れたそう
にしている.業を煮やしたasahama、このまま持ち帰ろうとカゴに手を
掛けたら結合が解かれたので、ここで♂とはお別れ.
(8/25)交尾後の♀の様子
正面から.バンザイをしているよう.ここまで打ち下ろされた翅は
オナガの証.
交尾を終えたばかりの♀はこうして腹端を開閉させることがよくある.
一体何のため?
19:19頃、日立エリアにて、卵を残し飛び立つ.結構産んだねぇ…^^;
(8/26)カゴに産み付けられた卵.いつもより色が薄い?数は40粒余り.
まだ羽化しない繭
♀が羽化したという事もあり、5頭目幼虫は8月23日、生息地へ放す.
手元には繭が2個残っているが、これらが繭を作ったのは2頭目が営繭
した日の翌日、8月8日である.その2頭目が羽化したのが8月22日なので、
もう羽化しても良さそうであるが、8月26日現在まだ羽化が見られない.
そう言えば蛹がガサガサ言う音も最近はほぼ聞かれない.霧吹きで繭
に水を掛けても無反応(活動的な蛹ならこれにすぐ反応する).
ひょっとすると・・・休眠に入った?
同じ日に生まれ、同じ場所で同じように育った筈なのに?
結論を出すにはもう少し時間が欲しい(少なくとも、今の卵が孵化
するまで)が、もしも休眠に入ったのだとしたら、今思っている
休眠のボーダーラインは、実はもう少し手前の時期なのかも.
→オナガミズアオ休眠に関する考察