「ヤママユ」タグアーカイブ

2018/09/27~30 ヤママユ羽化

立派な姿を観察

ヤママユ 背中から
(9月27日)昨晩、1頭が羽化しているのを確認.明くる朝、その立派な姿を
撮影(性別:♀).オオ・オナガとはまた違った美しさである.
翅の差し渡しは15cm超.ヤママユ類でもビッグサイズ!

ヤママユ 腹側から
立派なお腹

ヤママユ 真後ろから
真後ろから見ると翅は微妙に捻じれている事が分かる.こんな体で飛べるの?

ヤママユ 顔
(網越しに撮影)顔の様子.寝ているのか、触角は腹側へ収納されている.

「お見合い」は断念

幾ら何でもタイミングが遅すぎ?風向きの問題?場所を何度か変えて
2夜「お見合い」を行い、♂の飛来を待ったが残念ながら現れず.
あまり手元に留めておくのは申し訳ないので、この子の親の故郷と
思しき日立の山林に放つ.
ヤママユ 横から
ヤママユ 地面にて
枝葉に止まらせようとしたが暴れて止まってくれなかったので
止む無く地面での様子を撮影.

少し離れて見ると、意外とその姿の所在は判りにくい.周囲の
新鮮な広葉樹の落葉(大体黄色である)と紛らわしいのだ.
動かなければ、林床からその姿を見出す事はなかなか難しいだろう.

(9月30日)
現在まだ羽化していない繭が1つ.羽化のタイミングが読みにくいのは
困った特性だねぇ… まあ、ヤママユに関しては手元で世代を重ねる
事は考えていないので、失敗に終わったらそれまでという事で
(♂の飛来までは見てみたい.正直、オナガミズアオの世話だけで手一杯.
思い知った…^^;).

(20:40追記)
ヤママユ2頭目羽化
↑「まだ羽化してない」などと書いた後、押入れにしまっていた繭
を覗いたら見事羽化^^;(こちらも♀)ヤママユは羽化当夜からコー
リングを始めるが、流石に今夜は無理な天候🌀(×o×)

(10月8日追記)翌日東海エリアでも試したが実らず.やはり時期が
遅すぎたか…トホホ

2018/06/04~10 ヤママユ営繭

体長はMAXへ

ヤママユ体長8cm
(6月4日)体長は「約」ではなく「ずばり」8cmに.

枝を濡らす水を飲む
(6月6日)水洗いした枝を濡らす水を飲んでいる.

変化

(6月8日)
ヤママユ 糞に変化
ここに来て糞の様子に変化が出てきた.はじめは画像右のように
固くコロコロしていたのが、最近ではしっとり濡れて大き目に
変わってきたのだ.「あがり」が近づいているのだろう.

ヤママユ ガットパージ跡
この日の夜、帰宅してみると、ボトルの下が黒く汚れている.
ガットパージがあったのだ.さて、その個体はいずこに.

ヤママユ営繭1頭目
ボトルに接する小枝にて営繭を始めていた.もう1頭(生育中)が
この枝に乗り込んでくると、すごい剣幕で追い払った.

(6月9日)
早朝、生育中のもう1頭がせわしなく枝を歩いていたので「まだ食うのか」
と、新しい枝を用意したのだが…
ヤママユ2頭目餌を摂らず ヤママユ 口をもぐもぐ
小枝に登りつめると、そこで動かなくなり、胸を膨らませたり、口を
もぐもぐさせたり…これは「あがり」のようだ.折角採った枝が
勿体ないな^^;

ヤママユ 進む営繭 ヤママユ 更に進む営繭 1頭目 繭の奥に見えなくなってきた
一方、先に営繭している個体では、どんどん作業が進行し中が見えなくなった.
繭の出口は予め用意しているように見える.完成すると塞がるが、その辺りは
糸の量が少なく、また縦糸の割合を多くして出易くはしているのだろう.

コナラの枝ぶりに溶け込むヤママユ
幼虫は、本当にコナラの梢に溶け込むような色彩をしている.

ヤママユ 2頭目もガットパージ
昼過ぎ、帰宅してみるとガットパージの跡(円内)があった.

葉同士を繋いで一休み
幼虫は佇んでいた枝から出歩かなかったようで、じっとしている.しかし
よく見れば口元の複数の葉は糸で結ばれている.

葉に糸を張る
葉に糸を張っているようだが…

また一休み
数時間一休み

また再開
夕方、再開.明るい間はあまり取り掛からないのかな.
尚、体長は7cm程に縮んでいる.

(6月10日)
ヤママユ 繭の骨格ができている
あくる朝、繭はその骨格ができてきていた.

やれやれ、これでようやく餌採りから解放される^^;
成虫はいつごろ出てくるだろうか?

2018/05/21~27 ヤママユ成長中

(5月21日)
2頭目も5齢に
2頭目も5齢になった.

(5月22日)
紐で引っ張って誘引
採った枝が枝垂れて都合が悪いので紙紐で誘引.まさか採った枝で
誘引することになるとは.ヤママユらは特に気にしていないようで
一安心.

ヤママユ5齢横顔
大きい方の体長5.5cm強

もりもり食事
もりもり食事する時とじっとたたずむ時を交互に繰り返す.

(5月26日)
まだまだ大きくなりそう
体長7~8程.まだまだ大きくなりそう^^;

(5月27日)
枝の先端を食す
枝の先端だって齧る.ああ、ピンボケ^^;

閉じても危険な鋏の先
これは、枝の採取や調整に使う剪定鋏.このように閉じても鋭利
な刃先が顔を出している.これでうっかり手首の辺りを引っ掻いて
血を滲ませてしまった.これがもし飼っている虫にヒットしたら
ひとたまりもない.鋏のケースは必須ね…

2018/05/15~19 ヤママユ5齢に

ヤママユ体長6cm弱
(5月15日)体長6cm弱.まだ終齢じゃないんだよね?・・・と思っていたら

ヤママユ4齢眠
(5月17日)眠に突入.やっぱりまだまだ大きくなるのね^^;

ヤママユ5齢に
(5月19日)片方の個体5齢に.頭がドでかい!

ヤママユ風に吹かれる
そよ風に吹かれると、それまでキュッと縮めていた胸部を緩める.
リラックスしてるんだな、ヤママユなりに(もっとも、大体のイモムシ
らは風に吹かれると緊張がほぐれるのか、そのタイミングで移動や食事
を始めたりする).

ヤママユ5齢顔アップ ヤママユ5齢の口
頭も、口もデカイ!

ヤママユ5齢食事
食事をしている5齢.何故、こんなに頭が大きいのか?
堅いカシの葉を食べる事を想定しての事だろうか?
今度はカシで育ててみようかな.

(5月20日)フィールドではヤママユを見つけられなかった.どこかで
 生き延びてくれてるといいんだけどね…

2018/05/07~13 ヤママユ成長中

家のヤママユ

脱皮間近か(3→4齢)
(5月7日 6:30)体に皺がより、もぞもぞ動いている.脱皮が近そう.

4齢
(5月10日)7日の内に4齢となり、食事を始めている.

頭が何だかきれい
(5月11日)ヤママユの緑の頭はつや消し.何だか綺麗.

枝を交換
(5月12日)体長5cm程.枝を交換.コナラの葉は既にしっかり固く
 なった.

(5月13日)
順調な事は順調だが、素直でないこともする.
食べかけの葉を落とす
食べかけの葉をかじり落とすし

逃亡を図る
下から逃亡を図るし

枝の状態は良好そうだし、もう1頭は落ち着いて葉を食べているし、
特に食事を中断したり、逃亡を図ったりする理由は見当たらないけど
野生の昆虫ならではの知恵があるのかも知れない.

食事再開
暗くなる頃には落ち着き、食事を再開.

フィールドに放したヤママユ

フィールドのヤママユ1(2018/05/13)
フィールドのヤママユ2(2018/05/13)
(5月13日)2頭しか見つからなかったが、生存を確認.
 もうすぐ4齢になる所かな?

2018/04/30~05/06 ヤママユ

ヤママユ3齢(4/30) ヤママユ3齢(5/1) ヤママユ3齢(5/2)
4月30日、ヤママユは2頭とも3齢に.

ヤママユ3齢(5/3)
よく見ると、一部の腹節(この個体は第二・第三腹節)に銀色の玉が
飾られている.一体これにはどんな意味があるのだろう?

ヤママユ3齢(5/4)
ヤママユ幼虫は、食事に先立ち、葉柄を皮一枚残して齧る(円内).
葉を自身に手繰り寄せやすくする一方、落下は防止する巧妙な知恵
だ.

ヤママユ3齢(5/6)眠1
ヤママユ3齢(5/6)眠2
5月6日現在、2頭とも眠.

2018/04/24~29 ヤママユ近況

家のヤママユ

家のヤママユ(4月24日) 家のヤママユ(4月26日) 家のヤママユ(4月27日)
2頭とも2cm強に達し、4月29日現在、1頭が3齢になったのを確認
している.まだ2齢だけど、食欲は既に旺盛ね.

フィールドに放したヤママユ

フィールドのヤママユ(4月29日-1) フィールドのヤママユ(4月29日-2)
生き残りは何れもまだ1齢だが、着実に大きくなっている模様.

室内飼育では何故速く大きくなるのだろう?この現象はオナガミズアオ
でも起こり、その結果第3化目が現れたりするので困りもの.

2018/04/16~22 ヤママユ孵化

遂に孵化!

(2018/04/16朝)「まだ孵化しないかな~」といつものように卵を
覗き込むと…
家のヤママユ孵化!
卵の一つがもぬけの殻…という事は!

16日に孵化した個体
いた!新芽に陣取る1頭の見慣れた毛虫がそこにいた.
昨年フェンスで見つけた卵.君はやはりヤママユだったのだな!

17日に孵化した個体
翌日、残るもう1個も孵化.2個中2個孵化で、一応パーフェクト.

食事中の1齢(18/04/21) 食事中の1齢(18/04/19)
2頭とももりもり食事.食に対する執着ぶりはウスタビガの比では
ない.まあ、最初から破格の大きさだし.1.5cm程になった所で
4/22現在2頭とも眠.

フィールドに放した卵は...

こちらも孵化(1) こちらも孵化(2)
4月22日朝、様子を見に行くと、卵の多くは孵化の痕があった.

クリで見つけた1齢(1)
クリで見つけた1齢(2)
一部であるが、その主も発見できた.体が小さい事と、食べ痕が
まるで見当たらない事から、どうやらこの日に孵化があった模様.

ちなみに、先週見つけた野生下の卵の主達は、残念ながら見つからず.
厳しいね.