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2018/04/08 ヤママユ孵化準備

枝に着けた卵
(4月8日)こちらでもそろそろ孵化のシーズンかなと思い、4月5日に
冷蔵庫から解放していた卵を近所の生息地の枝枝に着けて回っていた所…

野生個体の卵
何と!?
あるクリの枝に野生個体の卵が.それも既に孵化しているではないか!

野生個体1齢
こんな現場を見れるとは何とラッキーな事か.

孵化しようとしている卵
矢印の卵は中の幼虫が殻をかじり、正に孵化しようとしている.

ヤママユを仕留めたクモ
一方、こちらでは小さなクモが幼虫を仕留めていた.ヤママユに
してみれば災難だが、このクモにとっては滅多に得られないごちそう
といった所だろう.

コナラの枝で飼育準備
手元には2卵を残した.それをコナラの枝にあてがったが

保湿の為箱を被せる
あいにく孵化にはもう少し時間がかかりそう.それまでにコナラの
新芽がダウンしてしまっては困るので、孵化するまでの間、余った箱
を蓋代わりにして保湿を行う.ちょっと贅沢な使い方だな・・・^^;

2018/03/24,25 オナガミズアオ春の準備等

オナガミズアオ冷蔵庫へ引越

オナガミズアオ春の引越1
早過ぎる羽化を防ぐため、冷蔵庫へ一時的に移動させる.
オナガミズアオ春の引越2
湿した水苔と一緒にジッパーに入れて冷蔵庫に収める.
毎年のルーチンと化しているね.

ヤママユの卵枝着け準備

ヤママユ枝着け準備1
ここまで42個の卵は全て孵化せずここまで来たが、このままでは
オナガミズアオに同じく、早すぎる始動を起こす恐れがあるので、
枝に着ける準備をした上でこちらも冷蔵庫に一時的に移動させる.

ヤママユ枝着け準備2
オナガミズアオ卵にも使っている紙紐を、少し幅広めで加工
してヤママユ卵用のマウントを作る.
※この紙紐は100均で手に入る.

ヤママユ枝着け準備3
両面テープ部に卵を接着.ヤママユの卵は格段に大きいので素手で
容易に持って付けることができる(オナガでは付箋紙の糊部で操作).

ヤママユ枝着け準備4
両面テープの余分な部分は砂をまぶしてマスク.

ヤママユ枝着け準備5
基本1マウントあたり5卵をセット.2卵余るので、2卵だけのマウント
が一つできる.

ヤママユ枝着け準備6
ジッパーに入れて冷蔵庫へ.
ヤママユには悪いが、asahamaは2個体だけ育てることにする.後は
生息地の枝に着けて回る.ヤママユが大食漢である事を既に知っている
し、そしてasahamaのメインの相手はオナガミズアオであって、
ヤママユにペースを振り分ける余裕が余り無い為である.もし、2個体
の中に♀が含まれていたら♂の飛来を試みるかも知れないが、そこから
次の世代を扱う予定は無い.あくまで参考程度の目的の飼育である.

大層な事を言っておいて、もし孵化しなかったらどうしましょ^^;

ウスタビガの繭について

ウスタビガ繭 雌雄差1
今更だが、ウスタビガの繭は雌雄で大きさ形が異なっている.
♀の方が大きい.ちなみに色は時と場合で変わるので参考にはならない.

ウスタビガ繭 雌雄差2
♀の繭は大きいだけではなくより「ふっくら」感がある.
向きを変えてみるとより分かり易いかな?

2017/11/11 フィールド(高萩)

ウスタビガを袋田へ放ちに行く途中.花貫地区へ立ち寄る.
気になる痕
見かけたヤシャブシ類の梢.一見何てことないが、矢印の所が不自然
に葉が無くなっている.葉柄だけが残っているのだ.こんな事をする
のは大きなイモムシ類に違いない.よし、来年はよりよく通って観察
することにしよう.

この、ブナと思しき枝についているヤママユの繭は、実は今夏に
中身が入っている状態で見つけていた(当時、持ち帰ってしまおうか
迷ったが、後に卵をタナボタで得てしまったので、今は持ち帰ら
なくてよかったと安堵している).それが、今見ると出口が開いて
いて空になっている.無事に羽化を果たせたようだ.

ホオノキも冬支度.今年はエゾシモフリスズメを発見できなかった
なぁ…

2017/09/25~10/01 料理・植物・蛾・イラスト

2017年9月25日から10月1日までの記録

料理

料理
食欲の秋・・・熊じゃないけど今の内にいいものを沢山食べておかなくちゃ.
梨の断面
梨の形は結構歪んでるのね.お陰で綺麗に切り分けるのが難しい.
アニー殿チェック
捌いたサンマの切り身をじっと観察...よし、アニー殿はおらんようだ.

植物

マコデス ペトラ

ダイアジノン様
どうやら土粒やら植物片やらを綴って巣を作る小さな蛾が沢山入り込んで
いるようだ.葉が齧られた痕もある.大体は手動で排除したが、ここは一つ、
ダイアジノン様にご降臨頂き、土に隠れた残りもお引き取り頂こう.

ポインセチア

まだ目立った変化はないが
短日処理開始から1ヶ月が経過する.まだ目立つ変化は無いが...

新しい葉の縁をよ~く見ると、微妙に赤く変わっている.微妙な変化だが、
短日処理前では見られない状態である.

枝の伸び方にも変化あり?葉と葉の間隔が詰まってきているような...
こちらは短日処理前と比べてどうか?生憎比較写真を撮っていなかったorz.

9月28日朝、玄関先の手すり側版に見覚えのある粒々があるのに気付く.
だがこの日は時間が無かったので確保は次の日とした.


(9月29日朝)よかった.無事で残っていた.これはヤママユの卵に違いない.

卵は側版の外側にも付いていた.


このままでは清掃で除去されるのは目に見えているし、第一餌が無い.
とりあえず全部回収だ.
※卵を剥がし取る際は、卵を水で濡らすと卵を接着する糊が幾分柔らかく
 なり好都合.にしても、指先で大雑把にもぎ取れる卵なんてそんなには
 無い.


卵は全部で42粒.1頭のヤママユが一度に産む量としては多い方だろう.
ちなみに、この側板には昨年オオミズアオが卵を産み付け、回収・飼育した
経緯がある.私の噂がヤママユ界で広まっているのだろうか…『あそこに卵
を置いていけば育ててくれる人がいるらしいよ?』とか.
妄想はさておき、きっとヤママユ類が来やすい場所なのだろう.
彼女らは何かの拍子に簡単に産卵するし.
(次はエゾヨツメ辺りが来ないかな…ボソ)

オナガミズアオ


(9月25日朝)3齢になりたての1頭が葉ではなく枝で妙に動かない.つつけば
無反応.口には嘔吐の跡.この個体は既に絶えていた.恐らく病気だろう.



(9月28~29日)残りの3頭は成長を続けている.早い者では4齢に達する.

休眠だな
(10月1日)この子らの親の兄弟4頭は丸一月を超えて羽化が無い.
休眠に入ったに違いない.ならば、この先育てる幼虫は1頭に※しよう.
※1世代当たりの飼育頭数は5頭までと決めている.年間の飼育世代は2世代
 までが原則で、現在の幼虫は3世代目だが、これはイレギュラーで、
 “2世代目の補充”という扱いにする.今回予期せぬ羽化をしたのが♀
 だったので、その子を以て補えたが、もし♂だったら、残りの4頭で越冬
 に臨むケースもありえた.

一番遅い個体も4齢への眠に入る.朝晩はまあまあ冷えるようになった.
早く大きくならないと間に合わない.

イラスト


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