雑木林ウォッチングもそろそろ終わり
クロカナブン雄の入手を目論んでいたが、こうなるとほぼ望めない.樹液酒場通いはそろそろ止め時と見た.雌が産卵するのを期待するのみ.
クロカナブン雄の入手を目論んでいたが、こうなるとほぼ望めない.樹液酒場通いはそろそろ止め時と見た.雌が産卵するのを期待するのみ.
こちらは昨日発見したカナブン達の成る樹.頭上を見ると黒光りするのと、緑光りするのが…君たちは高い所ばかりに陣取るなぁ・・・もし、ウチのアオとクロが産まずともナミの子がいるからいいもーん(負け惜しみ).
この樹の下には活動を終えたカブトムシ、シタバガ系の蛾の姿が、特にカブトムシが食われず骸を晒すのはココでは珍しい.夏は終わりに近づいている事を感じる光景.
それにしても、カナブンやハナムグリらは皆1箇所に集まることなくバラバラに、一心に樹皮に顔を突っ込んで食事を摂っている.一体どういう餌なのか?
恐らく顔を突っ込んでいるのは↑の右画像のようなフラスが噴き出ている所.そして樹の根元にはフラスの山が.樹液っぽさは無いが、カナブンらには十分なのかな?そしてフラスを作っているのはやはりキクイムシの仲間かな?
カブトの姿はなく、少数のお客いるのみ.夏の虫達はすっかり影を潜めた・・・かに思えたが
諦め悪く今までマークしてなかった木々を見て回ると、思いがけずカブトが来る樹・カナブンらが成る樹を発見!クロカナブンも見つけたので捕獲を試みたが素早く逃げられた.畜生!
8月11日は少し動きが鈍くなったかな?という程度だったが、翌日には歩けないほど衰弱していた.存命期間は1週間であった.産卵は未確認.採集場所の地面にそっと置いてやった.
採集から1週間経ったので、当初の予定通り元の場所に帰してやった.樹液酒場に直接だと敵に襲われるかも知れないので、何の特徴もない地面に置いてやった.カブトムシは飛ぶことなく即座に潜っていった.カナブンなどと違って昼間飛ぶと却って危ないからねぇ.分かってらっしゃる.
来たついでにいつもの樹液酒場を見に行った所、カナブンらに混じり再び緑に光るカナブンの姿が.この時期にもなってアオカナブンを見つけるとは夢にも思わなかったぞ.
この個体も少しくたびれている?動きが少々鈍く感じるが、とりあえず捕獲.1週間を目途にキープしてみる.
新たに4頭の幼虫を発見.これで合計36頭に.
使い古しのマットと新しい腐葉土を、プラケース大へ.このケースにはカナブン幼虫がおり、見つけた全ては別のプラケースに移したが、まだ卵や一部幼虫は残っているかも知れない.でも見分けは簡単なのであまり気にせずカブト雌を導入した.
この雌、よく見ると体中に土汚れが付いている.ひょっとすると既に産卵活動をしており、樹液酒場に来ていたのはその休憩の為だったのかも知れない.
売られてるものでは見た目も性能も物足りないので頭をひねって作ってみた.
1.トリカルネットを半筒状に2つ切り出す.片方の中央にははゼリーカップが何とか収まる程度に穴を開け、もう片方はカップ外縁より少し小さい程度に穴を開ける.
2.片方にゼリーカップを収める.
3.その上からもう片方を重ねる.
4.重ねたトリカルネットの両端をダブルクリップで挟んで完成
この方法はゼリーカップの大きさが変わると対応できないのが欠点.あ、その時はゼリーの中身を注いで詰め替えればいいのか.
試しにカブト雌を置いてみる.すぐ降りてしまった.どうやら食事の気分ではない模様.
どうやら、同じコナラの樹液でも美味い・不味いがあるようで、幾つも樹液を出す樹はあれど、客がやってくる樹は決まって特定の2本である.
しばらくするとオオゴキブリは樹を降りて地面を駆けて去っていった.
<カブト雌を拾った背景>
・周囲にはカブトの骸が散らばっている.少々の憐み.
・前回羽化させた雄が少しばかり小ぶりだった.リベンジ.
・人間界(特に子供)ではカブトはやはり人気者である.関係構築の一環.
10頭は軽く見つかると思ったがそうでもない.卵を含め4個体.雌は2か月近く交尾を待たせて年老いてしまったからかな?でも卵が見つかった(卵は発見しにくい)から、もう少しは発見数が増える事を期待.
と、いう事で葛の葉下処理を続行.100枚余りを完了した.
今まで野外カナブンのチェックを行っていたのは決まって昼前後であった.では朝方はどうか?という事で、妻の了解を貰いポイントへ赴いた.
おお、沢山カナブンがいらっしゃる.むしろ昼より多い.しかし見つかるのは全てナミのカナブン.アオの姿は発見できなかった.
カブトムシ雌雄発見.
う~む、朝見に行ったのはこれが最初だが、昼間は度々通っている.ナミのカナブンは数の増減こそあれ大体いるから、アオカナブンはたまたまいなかったというレベルではない.ココでの生息は極めて稀なのだと思わざるを得ない.仕方ないので当分はナミを愛する事にしよう.
いけませんなぁ…(^^;) 2匹目のドジョウとはこの事で、今度はアオカナブン目的で雑木林を探すもこれが見つからない.遥か頭上にそれらしき姿を見たが(画像なし)*…木登りはできんので今回は諦めた.ココではとても珍しいのかなぁ…珍し過ぎると雄を入れ替えての累代飼育は困難となる.もう少々通って確かめたい.
*2023/08/05追記:コナラの胴吹き葉である事が判明.