「アオカナブン」タグアーカイブ

2023/09/15 クロカナブン幼虫の確認・ケースサイズアップ

幼虫は増えたかな?

新たな腐葉土(奥多摩産・落葉100%・カブトムシOK)を入手したので、クロカナブンの手入れを改めて実施.
幼虫は前回の確認から1頭増えて11頭に.孵化したての個体は見当たらなかったので、これがmaxだろう.
他2種のカナブンと公平を期すため1頭は分けて、親採集地付近に逃がす手筈をとる.
大きさ手指との比較.画像左の薄赤ピンクはasahamaの小指.全員こんな大きさ.1齢.
現在の他のカナブンの容器と同じ種類・サイズのケースに古いマットを入れた時点で10頭の幼虫を戻す.あっという間に潜っていく.
新しいマットはいつものように腐葉土2:葛枯葉シュレッダーダスト1の割合でブレンド.
途中で既存の腐葉土が底を突いたので、新しい銘柄の腐葉土で作業続行.右下のマットが新しい腐葉土使用.色の黒味が強い.
マット継ぎ足し完了のケースにて、マットに使った用土の内訳.
飼育ケースが統一されると、こうしてきれいに重ねる事ができるので気持ち良い.下から(ナミ)カナブン、アオカナブン、クロカナブン.

腐葉土は作れるか?

今回入手した腐葉土は割安であったが、もし自分で作れるのであればもっと良いのは言うまでもない.という事で手始めに、残った葛枯葉シュレッダーダストを余った用土袋に入れ、少々の水と、発酵のタネとして少々の購入腐葉土を足して袋の口を閉じて仕込んでみた.出来はともかく多少なりとも腐葉土に近づくには違いない.後でもっと沢山葛枯葉を入手せねば…

2023/09/02 アオカナブン・クロカナブン近況

アオカナブンの確認

幼虫確認から1週間経った.幼虫は増えているだろうか?

おお、出るわ出るわ合計19頭.全員1齢.

例によって手元に残すのは10頭のみ.9頭は以前カナブン幼虫を放した場所と同じ所に埋めた.

穴を掘る際、何と複数のカナブン幼虫と思しき地虫が出てきた.放してから1週間.君たち意外と分散しないんだな.

葛畑の地面について

葛畑(刈り払われている)に来たついでに、地面の様子を確認してみる.地面は乾燥気味だが、所々菌糸らしきものが見つかる.腐植土の層は薄いように思える.そして、数多くの蔓が走っており、掘って調べる事自体が大変である.
近くで「ブ~ン」と大きな羽音がしていたので近づいてみる.カナブンかなと色めき立ったが、見つかったのは大きなツチバチ.コガネムシ幼虫を探していたのかな.
刈り払われた葛畑なら、枯葉100枚は大変余裕.
足元には葛の花が.薄いピンク、濃いピンク、黄色の3色をあしらった割と派手な花である.

アオカナブン容器グレードアップ

手元に残した10頭(また増える可能性あり)はよりサイズの大きい容器に引っ越し.加えたマットの内容はカナブンと全く同じ.

クロカナブンの確認

成虫さんにはどの道帰ってもらうので別容器にどいてもらう.

掘っても幼虫がなかなか出てこない.諦めかけた時の事、待望の幼虫確認.卵3に、幼虫4が見つかった.

マットにまんべんなく加水し、幼虫らは元に戻す.また来週確認しよう.
成虫は採集当時の樹へ.お疲れ様でした.この画像の撮影後すぐに飛んで行った.

(2023/09/03 追記)クロカナブン幼虫の生育環境について更にネットを巡ってみると、樹洞で育つとの記事が幾つか見つかった.樹洞の環境や栄養条件は、そうでない所(例えば積み肥、埋もれた朽ち木など)と何が異なるのか?新たな興味が湧き出すのを感じた.

2023/08/26 カナブン3者近況

アオカナブンの確認

ここ数日姿を見ていないアオカナブン.これは事切れた線が濃厚…確認する.
少し掘った所で骸が出てきた.できれば生きている内に戻してやりたかったが・・・
マットを掘り返していく.乾き気味を通り越してカラカラだな・・・
ちょっと諦めかけたその時、1頭の幼虫が転がり出た!
計5頭の幼虫を発見した.まだ発見できていない卵や幼虫がいると思われ.幼虫のサイズ感からして、前の雌ではなく、今回の雌が産んだと推測.勿論、マットには水を補充した.
成虫は採集ポイントの傍の地面に浅く埋めてやった.どうもありがとう.お疲れ様.

クロカナブンの確認

よし、ではクロカナブンの方を確認しよう.成虫には少しどいてもらって・・・

う~む、卵らしきものは1つ見つかったが、幼虫は見当たらず.もう1週間様子を見よう.

カナブンの確認

よし、次はカナブン幼虫の確認だ.

マットをちょっとどけるとすぐに幼虫が現れた.3齢と思われる個体も見つかった

黒くて硬い糞が沢山.幼虫も次々と見つかる.
確認できただけでも33頭再発掘された.
仮のケース(飼育ランドCY-S)から大きいサイズのプラケース(飼育ランドCY-M)に引っ越し.ただし、導入するのは10頭に絞る.
残りは親採集現場付近の葛畑に埋めておいた.

以前よりも大きいケースにした事で、環境の変化は穏やかになる筈.

2023/08/20 フィールド(日立)

懲りずにウォッチング

昨日オオミズアオが落ちていた辺りにコマユバチの繭の集まりが落ちていた.ひょっとすると、オオミズアオ幼虫はコマユバチの寄生を受けて落下したのかもしれない.

こちらは昨日発見したカナブン達の成る樹.頭上を見ると黒光りするのと、緑光りするのが…君たちは高い所ばかりに陣取るなぁ・・・もし、ウチのアオとクロが産まずともナミの子がいるからいいもーん(負け惜しみ).

この樹の下には活動を終えたカブトムシ、シタバガ系の蛾の姿が、特にカブトムシが食われず骸を晒すのはココでは珍しい.夏は終わりに近づいている事を感じる光景.

それにしても、カナブンやハナムグリらは皆1箇所に集まることなくバラバラに、一心に樹皮に顔を突っ込んで食事を摂っている.一体どういう餌なのか?

恐らく顔を突っ込んでいるのは↑の右画像のようなフラスが噴き出ている所.そして樹の根元にはフラスの山が.樹液っぽさは無いが、カナブンらには十分なのかな?そしてフラスを作っているのはやはりキクイムシの仲間かな?

昨日見つけたカブトムシか?襲われずにラッキーだね.
存在感のあるカワラタケみたいなキノコ
このコナラの樹はつい最近まで「カナブン達の成る樹」だったのだが、今ではチョウやハチも含めお客さんは全く来なくなっている.キクイムシの影響が落ち着いたからかも知れない.

2023/08/14 アオカナブン・クロカナブン

アオカナブン状況

10:47に見た時は、餌に口を付けている状態でほぼ動きが無く、てっきりこのまま果ててしまったのか?と焦ったが、その後(13:42)見たら位置が変わっていたので一安心.その後ケース内をうろうろ.潜って欲しいなぁ~

この日もいつもの樹液酒場を見に行ったら何とまたアオカナブン発見.ウチの個体のお相手として、雄だとよかったのだが、あいにくこの個体は雌.そして肢が少々くたびれている様子.この場でリリース.

クロカナブン捕獲

樹液酒場には先のアオカナブンと共に、再びクロカナブンを発見.裏側を確認すると雌.今回は持ち帰る事にした.

ケース準備

一番下には黒土を薄く敷いて、その上にはこの所の常套手段である腐葉土2:葛シュレッダーダスト1のマットを敷く.

餌台はもっと簡単にした(クリップ用切れ込み取りやめ).

準備完了

いやぁ~元気元気.あちこち壁をカリカリ!ブンブン!観察者としては少々不安になるがここはぐっとこらえる.

夕方にはマットに潜っていった模様.2週間を目途に様子を見てみる.

2023/08/13 カブトムシ・カナブン・アオカナブン

アオカナブン死す

8月11日は少し動きが鈍くなったかな?という程度だったが、翌日には歩けないほど衰弱していた.存命期間は1週間であった.産卵は未確認.採集場所の地面にそっと置いてやった.

カブトムシを帰す

採集から1週間経ったので、当初の予定通り元の場所に帰してやった.樹液酒場に直接だと敵に襲われるかも知れないので、何の特徴もない地面に置いてやった.カブトムシは飛ぶことなく即座に潜っていった.カナブンなどと違って昼間飛ぶと却って危ないからねぇ.分かってらっしゃる.

再びアオカナブンGET

来たついでにいつもの樹液酒場を見に行った所、カナブンらに混じり再び緑に光るカナブンの姿が.この時期にもなってアオカナブンを見つけるとは夢にも思わなかったぞ.

この個体も少しくたびれている?動きが少々鈍く感じるが、とりあえず捕獲.1週間を目途にキープしてみる.

カナブン幼虫まだまだ発掘

新たに4頭の幼虫を発見.これで合計36頭に.

2023/08/04~05 アオカナブン今度は確保

8月4日 再び見つけた!

前回発見時は何を迷ったのか(^^;)その場でリリースしてしまったアオカナブンだったが、その後しつこく通った結果再びアオカナブンとまみえ、今度は確保した.

8月5日 飼育セッティング

虫カゴ蓋越しに撮影.餌(ゼリーというより、追加したバナナの欠片)を食べている.

ケースの底に、いつもなら黒土オンリーで敷くが、今回は赤玉土等量ブレンドでいってみる(資源節約と、適応性確認の意味で).

次に、この飼育の肝である葛シュレッダーダストと腐葉土のブレンドを敷く.で、餌皿を置いて完成(この後いささか極端かな?と思い、下半分をカブト+カナブン中古マットに置き換えた).

さて、この個体は腹部腹側の形状からして雌と見ているが・・・果たして産卵するか?入れてみないと分からないので入れてみる.しかしちょっと心細いのでもう1頭アオカナブンを頂きたい気分である.