~2015年6月1日から7日までの記録~
<料理>
キンキは赤魚とそっくりな食感で美味だが、大きなものはなかなか
手が出ない.
<植物>
?セロジネ・マッサンゲアナ
花茎がにょきにょき伸び、垂れ下がり始めた.職場へ鑑賞に持っていく.
母の日前後以外はほとんど目にしないカーネーション.
種から育ててみたくなったので通販にて購入.品種は‘シャボージャイアント’.
小さな鉢に種を3粒ずつ、2鉢に蒔く.果たしてうまく育つか.
<オナガミズアオ>
(6月3日)4齢、そろそろ眠.
(6月4日)越冬組最後の個体が羽化した(♀).羽の伸びは完璧だ!
?
特製ケースから出して撮影.手乗りで撮りたかったが落ちてしまった.
羽の見た目はどちらかというと夏型のような印象である.
新緑風の春型も美しいが、夏型も模様にメリハリがあってgood!
落下してすぐは羽を左画像のように開いていたが、1分もしないうちに
右画像のように前羽を下げた.
さあ次は、♂を得なければ.
当夜、この♀をカゴに入れて東海村のハンノキ群生地に向かった
(日立でも採れるだろうが、東海村で成虫が採れるか確かめたかったので).
到着後、カゴを車の外に出してしばらくすると、♀は羽を立ててコーリング
を始めた(星明かり・月明かりでその様子はどうにか見える).
更に待つこと十数分後、周囲をふわふわと、しかし高速で飛ぶ白く大きな蛾らしき
影が1つ目に入った.オナガミズアオの♂に違いない.
その♂はすぐにカゴに向かう訳ではなく、少し姿を見せた後どこかへ飛び去って
しまい、暫く待ってまた現れまた飛び去るを数回繰り返した.
何度か目に接近した所で、♂の飛び方に変化が現れた.
『どうやらこの辺りだ』とでも感じたか、羽ばたきを大振りから小刻みにに変え、
ホバリング気味に地面や車を探るような感じになった.
網を持って待ち構えるアサハマの事など全く気にしていないようである.
そんな♂をキャッチ.成功!
?飛んできた♂(翌朝撮影のもの).
羽化から日が経っていたのか、羽は少々傷んでいた.
急いで自宅に持ち帰り、尚もコーリングを続ける♀のいるケースに♂を入れると
交尾は無事成立.
?僅かな明かりでの撮影故、ピンボケも甚だしい.
自宅に持ち帰った後で♂を♀のケースに入れたのは、前回の失敗を踏まえ、
交尾をなるべく静かな所でじっくりしてもらいたかったから.これで次世代の
孵化率が上がるかどうかは分からないが、周りが静かであることに越した事
はないだろう.
交尾はこれまで同様、1時間と少しで終了した.
(6月5日)♂は、残り少ないだろう時間を新天地で、ということで日立の山へ.
雨の中飛んで行った.既に卵を産んだ♀も飛んで行ってもらう予定だったが、
本降りになった雨の中を飛ぶ気にはならなかったか、1時間待っても飛ぶ
気配を見せなかったので自宅へ連れ帰る.
?
(6月6日)左画像は親と子(卵)の2ショット.右画像は終齢になった幼虫.
この幼虫の母の姉妹がこの♀である.成虫と幼虫を同時に見るのは
初めてである.
当夜、♀は日立の山にて飛んで行ってもらった.
空になった運搬用のカゴを見ると少々寂しくもあるが、遮る天井のない
夜空へ、真っ直ぐ飛び上がる姿を見るのは、育ての親としてはやはり
嬉しい所.
(6月7日)卵は当初11個だと思っていたが、♀の羽に隠れていた卵が
あり、合計は18個に.生まれた幼虫の中から最大4頭を育成予定.
まずは無事に孵化してくれるかどうか.
※(6月8日追記)
カゴの蓋の裏に更に2個の卵を発見.