「昆虫」カテゴリーアーカイブ

2024/11/02 カナブン・スズメガの手入れ

カナブン

少し掘った所で3齢になりたてと見られる個体を発見.まだ湿度はありそうなので、1頭見つけた時点で掘り上げ確認は中止に.雨の侵入阻止を強化(傾斜をつけて水が溜まりにくくする)するため、ラップとプラケースの間にクセのついたトリカルネットを挟んでみた.

クロカナブン

9月16日以来の再確認.全員繭玉になっていた.

アオカナブン

9月25日以来の再確認.マットはカラカラのカサカサ.一部の繭は振るとコロコロした感触あり.ちょっと不安だけど、割らずに水分補給・ラップ保湿強化(隙間を小さくする事)に留めた.

スズメガ類

トビイロスズメ

ピートモスがカラカラに.水分補給・ラップ保湿強化.

セスジスズメ(+エビガラスズメ)

水分はまだ十分そうなので上から眺めるのみに留める.

2024/11/01 玉ねぎ一部植替え

泉州中高黄の苗

束で生えている一部の苗を植え替えた.

コガネ幼虫やネギコガ幼虫に食べられたりして、初めのうちはいつも焦るが(来年はそうならないようにしたい)、生き残りは力強さを増してきたようだ.

夜の事

見回ってみたらネギコガ成虫を発見.常に触角を振り回していた.産卵の様子を見て見たかったが、この画像の撮影後飛んで行ってしまった.

2024/10/30 玉ねぎの葉に怪しい粒

ひょっとしてネギコガの卵か?

現在もネギコガの散発的な被害を受けるので葉を念入りに見て回っていると、親株の葉にちょっと怪しい白い粒が幾つか付いているのを見つけた.玉ねぎ由来ではなさそうだし、大きさは1mmを優に下回る.とりあえずこの2粒はそのままにしておき、この先どうなるか見届ける予定

こちらは玉ねぎの葉に空いた小さな穴.う~む怪しい.

2024/10/26 クロアゲハ前蛹化・蛹化

2頭目前蛹化

未明、蛹化場所を決めたようだ.

糸玉を作っている.

そしてUターンして腹端を糸玉に付けようとするが・・・外してしまったようだ.

向き直り、毛玉の位置を再確認する様子の後、再び腹端の固定を試みるが失敗.

再び向き直り、毛玉の位置を確認しようとしているが今度は位置を把握しかねている?そして三度失敗.asahamaもちょっと焦る.

(7:04)それでも諦めずに三度確認し・・・

今度は大きく毛玉を巻き込むように位置をずらしてUターン.そして、成功.

これで一安心.次は帯糸の輪を製作.何度も繰り返して輪を強化する.

(8:08)帯糸をくぐり作業完了.次の日蛹化見込み.

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2024/10/27 追記

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1頭目蛹化

(5:25)蛹の模様が昨日以上に浮き出てきている.

体のシワシワは腹端に向かって進行していき、腹端までシワシワになった所で腹端付近をもぞもぞし始め蛹化開始.

幼虫時代の皮が後ろに送られ、頭部から胸部にかけて張り詰める.そして中胸に始まり、頭部、後胸にかけて背面に割れ目が入り、蛹が姿を現す.

(7:38)腹部の蠕動により皮がどんどん後ろに送られる.この時点では、帯糸は腹部第3節後半に移動している事に注意.

腹端では重要なイベントが.脱ぎかかった皮から蛹の腹端を突き出し、皮を回り込んで糸玉に接着した.

(7:40(3))腹端を固定すると同時に、体を緩くCの字に曲げて左右に捻る.すると帯糸がスルリと後胸へ移動して翅でホールドする恰好になった.何度見ても巧妙.

そして殻をこすり落として、時間をかけて特有のスタイルに落ち着いた.

2024/10/24~25 クロアゲハ上がり

10月24日

早朝、餌を追加すると、先に成長していた方はひとしきり食事をした後、蛹化スタンドの方へ移っていった.これはきっと上がりだ.

宵、確認するとワンダリングを始めていた.光で透かすと睾丸が.雄だ.

10月25日

朝にはすっかり前蛹に.体の様子から、きっと褐色型の蛹になると予想.

残る1頭も早朝の食事の後、蛹化スタンドへ移動していった.

宵、こちらもワンダリング開始.光で透かすと…こっちも雄か.

2024/10/24 コガネムシ退治

掘ってみると・・・

不審な萎れ方のタマネギ苗があったので、その真下を掘ってみると、やはりコガネ幼虫が.大きい.まだ残っていたか.

アリのご飯に

大事なタマネギの苗を齧ったからには許せぬ.

クロヤマアリの巣の傍に置いてやると早速複数のアリが飛び掛かる.
はじめコガネ幼虫は激しくのたうち回り抵抗していたが、蟻酸の効果か、数分後には動きが鈍くなった.
この後アリ達はコガネ幼虫を巣に引き込むが、その際感心したのは周囲のアリが、動線を妨げうる障害物をどけるようなアクションをしていた事.クロヤマアリは働く事が大好きらしい.所でこの障害物の数々は巣の周囲に特に多く見られたので、もしかするとアリが集めてきたのかもしれない(普段は防御壁の役割か).

かくして、アリ達は僅かに抵抗するコガネ幼虫を文字通り力を合わせて巣の中へ引きずり込んでいった.

齧られた苗

今回コガネ幼虫に齧られていた3本の内、2本は復活の見込みがあったので再度植え付けた.