2023/09/23~24 (クロ?)メンガタスズメ

9月23日 クロメンガタスズメGET

妻実家ではナスも育てている.メンガタスズメの類はもっといないものかと探ってみたら…お、いたいた.
尾角の方はというと、こちらはくるりんと丸まっている.クロメンガタスズメに違いない.

メンガタスズメと目していた個体が失踪したので代わりにこちらを…という事で実家方に了解を得てナスの枝ごと採取.体長は11.5cmに達するとても大型なスズメガである.

ナスには更にもう1頭いた(まず飼いきれないのでこちらは放っておく).

夜、失踪個体見つかる

もう潜ってしまったものと思い諦めていたのだが、やはり諦めきれず夜にライトで照らして見回してみたら、幼虫のいたムラサキシキブに隣接するイヌツゲの枝についているのを発見.

9月24日未明

体をくまなく身づくろいしたり胸部を思い切り反らせたりで結構忙しい.

5時前半.遂に幼虫が樹を降り始めた.

背中はうっすらオレンジがかる.

尾角の再確認

接頭語のつかないわゆる「メンガタスズメ」とされる画像を検索してみて回った(画像はあまり見つからなかったが).クロメンガタ幼虫との相違点は尾角のクルリンの具合とされているようだが、どうもそれ以外にも顆粒のトゲトゲ具合(いかつさ)も違うのでは?と思うようになった.むしろ、クルリンの度合いは同じクロメンガタでも個体によって違う場合もあるのでは?と思うようになった.顆粒の違いだとすると、上に挙げた2つの画像では、クルリンの程度は異なるが、顆粒のいかつさは同程度である.大体、同所的に見つかった3個体の内1個体だけがメンガタというのもちょっとできすぎた話に思えなくもない.ムラサキシキブの個体も実はクロメンガタかも知れない.

それを確かめる為、それぞれを羽化まで飼育する.ムラサキシキブの個体をピートモスを敷いたケースへ.寄生されてたらそれまで.

食草の嗜好性は意外と頑固

ナスにいた個体もムラサキシキブを食べるのか?と思ったので試しにムラサキシキブの枝を与えてみたが食べずにケース底を徘徊する事態に.仕方ないので再びナスの枝を採って与える.ナスも食用として育てられているのであまり枝を採る訳にはいかない.代替の餌を見つけねば.