2022/05/26~28 ウチワヤンマ第一号羽化

5月26日 そろそろかなと思った矢先

夕方帰宅後見ると第3水槽がやけに濁っていた.そしてすぐにその主が動き回っているのが目に入った.
取り出して確認.これはまさに羽化目前の状態.
ここからすぐに羽化の台に乗せても良いのだが、後続の羽化に備えて・・・という事で再び水槽に戻し、テストに付き合ってもらう事にした.鉢底ネットとダブルクリップでこしらえた羽化台をセットし、ヤゴ自らここから上陸できるか確かめる(19:04).

(19:13)上陸を確認.正面から見た顔はほぼトンボ.

上陸してもすぐ背中がパカッという訳ではなく、後肢・腹部を振り回して障害物の有無を確かめる仕草をとる.
(20:32)移動がほぼなくなり羽化の体勢に入った模様.

(20:36~)背中が割れるとどんどん新しい体がせり出して、腹部が半分程出た所で小休止.今思えばダブルクリップの固定の具合で鉢底ネットが水平近くに曲がったのは失敗だった(新しい体が倒れて土台に接する・翅の伸展の際体の向きが変わる等)と思うが、それでも羽化は続いた.

(20:59~)約30分後、新しい肢で鉢底ネットに掴まり直すと、腹を引き抜き、今度は翅と腹部の伸展を始めた.(21:37~)翅も腹部も伸び切った.翅を開くまで撮影し続けたかったが、残念ながら照明に使っていた懐中電灯の電池が切れてしまい、一旦中止を余儀なくされた.

(22:12~)トイレに籠っていた時、妻から「トンボが飛んでる」と通報があり、来てみると確かに別の部屋で羽化していた筈のトンボが床に止まっていた.網カゴを被せてしばらく待つと、翅を震わすウォーミングアップの後飛び上がり、網カゴの内側に止まった.

5月27日

大雨につき、放野見合わせ

5月28日

asahamaの都合も、天候の都合もついたので、卵の故郷であるひたちなかの公園に日中足を運ぶ.
茂みにそっと置く.右前翅が持ち上がったままという異常(※)が見られたが、どうにか立て直したようで、この後飛び去って行った.※ひょっとすると翅を束ねてつまみ、網カゴから剥がすという行為が影響したのかも・・・次からは改めよう(- -;)
後続の羽化に備えて5つの水槽全てで蓋を外し、羽化台を順次セット.