2021/04/11 ポインセチア植替え、挿木

何となく植え替えた方がいい気がして

3者の株を鉢から出し、根鉢の土を洗い流すと、結構貧弱な
根の全貌が露になった.この規模でよく地上部を支えていた
ものである.暖かくなってきたのに生育が鈍いのも頷ける.
イエロールクスは根の規模が特に小さいので2.5号、スターゲイザー
とクリスマスビューティーマーブルは3号プラ鉢に.用土は
赤玉2:桐生砂2:腐葉土1のブレンドで植え付けた.元肥はなし.
スターゲイザーとクリスマスビューティーマーブルは切り戻しも実施.

実験

ここからが本番というべきか.クリスマスビューティーマーブル
は切り戻しの際沢山の切り枝が出たので、その中から4本を選んで
挿木を兼ねて実験をする事にした.

実験名:お湯に漬けた枝は生育に変化が起こるかの検証
流通しているポインセチアにはほぼ(?)ある種のファイトプラズマが接種
されていて、それが枝分かれの増加ひいては観賞価値の向上に
つながっているという.一方、それとは引き換えに生育の旺盛さは
抑えられ、実が付きにくいという(ネットにアップされていた海外の論文
参照).ファイトプラズマの除去には温湯によるものと成長点培養
の方法があった.asahama的には室内向けにカスタマイズされたおしと
やかなポインセチアより、ファイトプラズマが除去されたモリモリの
ポインセチアを見てみたい.成長点培養は困難だが、お湯に漬けるぐらい
ならできるので、ちょっと試してみた.

方法①50℃のお湯に10分漬ける

50℃のお湯を1L作るのだが、沸いたお湯をそこまで冷ますのは
結構時間がかかる.デジタル温度計で正確に測り、目標より2~3℃
高い状態で魔法瓶仕様の水筒に注ぐ.
水筒のお湯の温度が50℃台になったら
2本の穂木を不織布に包んで
水筒に押し込んで
蓋をして10分待つ.不織布で包んだのは、穂木が水筒の中で
浮き上がるのを防ぐ為
時間が経ったら水筒から取り出し、流水で冷やし、もう一組
が準備を完了するまでしばし水揚げする.てっきりおひたし
になってるかと思った…^^;

方法②40℃のお湯に60分漬ける

残り2本でもう一組.こちらは40℃のお湯で60分漬ける.

それぞれをプラ鉢、湿したバーミキュライトに挿し込む.
鉢の大きさが異なるのは我が家のリソースの都合.
約1か月*ビニル袋に包んで軽く縛って、室内の日陰に置いておく.
さてどうなるか.
*(2021/04/14 追記:3週間でいいかも)