2021/02/23 お見合い・産卵かご2021ver製作その3

車に着けて検証

かごの底にも網を被せてひとまず完成.
上部に着けてある黒いパーツは、行き交う車のライトを遮る為のもの.ほんのちょっとの
ように見えるが、蛾は大概天井に陣取るのでこれだけでも十分.この、遮光パーツはかごの
2面には縫い付けによる固定をし、残り2面は、車へのかごの固定状況に合わせ1つの遮光パーツ
をマジックテープで着脱させて対応する(車内からの観察を妨げないよう、1面だけは外して
おく必要がある為).

では、着けてみる

我が愛車にて.ダブルクリップでドアバイザーからぶら下げ、風による揺れ防止の為ガラスに
吸盤で吸着させる.
この日は強風であったが、風下側であれば外れる心配は無さそうだ.
※風上側では使用しない.
横の扉を開いた様子.
ひっくり返して底の網を外した様子.今まではひっくり返して車体に固定する事が
できず、地面に置くしかなかったが、固定用の枠にかごをダブルクリップで留める方式に
改めたので可能となった.蛾を逃がす時に用いる予定.

お見合い・産卵かごはこれで様子を見よう.

もう一つの課題-羽化用スタンド

羽化自体には、完璧に用を成すのだが、いざかごに移動させようとしたり、逃がすため
枝に止まらせようとした時には結構不便だなと思っていた.特に後者のケースでは、蛾を
移し替えようすると暴れて枝に止まってくれない事がとても多い(羽化当日の内なら暴れ
にくいのだが).結局地面の草むらに放ってしまう破目となる.折角育てた虫との別れは
もっとスマートにしたいものである.
それならば、蛾が止まっている足場ごと自然界に置いていければいいのでは?
と思いついた.もちろん、作るのが面倒なスタンドをその都度手放す訳にはいかないし、
何より土に還る素材でなくてはならない.アイデア実現の為、今のスタンドを
少々改造する事にした.
足場の素材はクラフト紙にする.これなら問題なく土に還るだろう.
設計した形に切り出す.細長い2本の足のような部分は後で役に立つ予定.
既存のスタンドから鉢底ネット部分を取り除き、先程のクラフト紙を巻きつける.
巻きつけたクラフト紙がスタンド先端から引き抜く事ができれば思惑通りだが・・・
あっ、これだとスタンド先端の出っ張りが邪魔をしてクラフト紙が引き抜けない.
よって、先端の出っ張りは除去.(そもそも存在意義はあっただろうか?)
しかし、現状のスタンドの曲がり方ではクラフト紙を引き抜く時に大きな抵抗となってしまう
ようだ.曲げるポイントを増やしてスムーズなカーブにしよう.
これならどうかな?
うん、引き抜けるようになったね.
まずは1つだけ作って様子を見よう.