2018/04/23~27 オナガミズアオ羽化・交尾・産卵

4月23日 遂に♀が羽化

4頭目羽化(♀)
帰宅してみると、4頭目が羽化.大きい.待望の♀だ!
その姿をよく見せておくれ

♀(カバーを外す)
ああ、いつ見ても美しい.
では早速、生息地へ連れて行き、待つ事にしよう…

(19:30辺り)
風向き的には良好であったが、結構強い.♀のいるカゴは車からぶら
下げているのだが、風に吹かれてガタガタ揺れる.
♀の様子はと見ると、羽は立てていなかったが、コーリングを始めて
いた.カゴの揺れは大して問題ではないのかも.

それから30分経過した辺りで・・・風下から真っ直ぐ飛んでくる
♂の姿を発見!カゴの蓋を開け、撮影する頃には既に♂はカゴに入って
いた.
♂飛来-1
♂飛来-2
飛んできた♂は1頭.

間もなく交尾は成立した.
交尾成立
交尾を解くのを待つと日付が変わってしまうので、蓋を閉じたカゴ
をそのまま車に積んで帰宅.

4月24日 3者観察

飛来した♂
こちらは飛来した♂(網越しに撮影).

ウチで羽化した♂
こちらはウチで羽化した♂.

羽を広げた♂(飛来)
続いて羽を広げた様子.
まずは飛来した♂(網越しに撮影).

羽を広げた♂(ウチの)
こちらはウチで羽化した♂(網越しに撮影).

飛来した♂は外横線(羽の黒い線)がウチで羽化の♂に比べて
太目のようである.
飛来♂背中から
背中から見るとよりくっきりと.

♀顔アップ
♀さんのお顔.

♀お腹
少し離れて見る.お腹すごい.

♀お腹別角度から
お腹を別角度から.よりお腹が強調された^^;
これを抱えて、飲まず食わずで飛び回るのだから、本当に
「ご苦労様」である.

2頭目♀のお見合いは見届けられず

撮影ピント調整
(4月24日、25日)
5頭目も♀だったので、今度はカゴに♂が近づく様子をしっかりカメラに
収めようと気合を入れていたのだが、雨は降るわ、♂は来ないわで結局
この♀は諦めて外に放した.この時既に1頭目の♀から卵を得ていたので、
あまり粘る気がそもそも無かった^^;

産み付けられた卵

産み付けられた卵-1
産み付けられた卵-2
この卵を得るのは少々手こずった.♀は動き回るが、なかなか産卵
をしなかったからである.どうやらカゴの天井になかなか腹端が
届かないのが原因らしく、カゴの角度が上下斜めになるように置いて
みるとすんなり産卵した.
今まではそんな工夫をせずとも♀達は産卵できていたが、この♀は
神経質だったのかな?^^;

繭の中身

羽化した繭の中
羽化後の繭の中身を見てみる.毛だらけね^^;

簡易羽化器改良

旧羽化器
簡易羽化器に再度改良を施す.というのも、下の輪の部分がカバーに
どうしても引っ掛かる為だ.

羽化器改良-1
新しい方式.輪を無くし、アーチを土台のパーツに結合.

羽化器改良-2
肝の部分を拡大.アーチ・土台のパーツの形が崩れるのを防ぐ為
支柱を曲げて作った芯を固定している.

使うときの様子
使う時はこんな感じ.

2018/04/23~27 オナガミズアオ羽化・交尾・産卵」への2件のフィードバック

  1. 両方共非常に美しい個体ですね!
    こちらのと比較すると、尾が長いように思います。まだ今年は出逢っていませんが、いやぁ、羨ましいです。
    先日の幼虫はご指摘の通りヤママユガ でした。3匹いますが、幸運にも1匹はウスタビガでした。皆スクスクと成長しています。

    1. オナガミズアオに関しては堂々と自慢
      しちゃいます.美しいでしょ!
      これ程の間オナガミズと付き合い続け
      られるとは、asahama自身正直思って
      おりませんでした.この幸運にただ、
      ただ感謝です.

      地域・気候・個体差で、その形・色には
      変異が生じます.記録を取ると何か相関
      が見えてくるかも知れませんね.

      ウスタビガ、順調そうですね(^^*)
      オオ・オナガミズと違ってこの子は年を
      重ねる毎にカド(棘)が取れていきます.
      そして繭作りの場面では、磨き抜かれ
      た職人技が光ります!

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