蛹の殻を割ってみる



昨年の出現以来、なかなか羽化しない蛹の殻を割ってみた.中身は皆干からびた物が入っているだけで、生きているものは皆無であった.ヤドリバエと言えど、管理下で羽化に漕ぎつけられないのはもどかしさを感じる.



昨年の出現以来、なかなか羽化しない蛹の殻を割ってみた.中身は皆干からびた物が入っているだけで、生きているものは皆無であった.ヤドリバエと言えど、管理下で羽化に漕ぎつけられないのはもどかしさを感じる.


夕方帰宅してみると何やらガサガサ音が.見るとそれは袋の中で羽化したハエ達が動き回る音であった.ハエはエビガラスズメから出てきた方.6つの蛹から全員羽化していた.


一晩袋ごと冷蔵庫で冷やして置き、明くる今朝冷蔵庫から出して、温まらぬうちに屋外に出して撮影.以前撮影したマダラヤドリバエ的なハエより少し小さめで、腹部が少しスマート.
我がエビガラスズメは残念だったが、自然界ではありふれた出来事の一つ.植物から見れば有益な存在.成虫はポリネーターとして、幼虫は植食者に対するプレデターとして.
エビガラスズメの成虫を確実に見たかったらやはり卵から飼育かな...



冷蔵庫から取り出し、体が温まる前に撮影.窓越しでない鮮明な写真が撮れた.


やはり以前見たヤドリバエとそっくり.マダラヤドリバエだろうか?


手乗りできそうなので乗せてみた.う~む、見れば見る程精巧なフォルムだ.芋虫の天敵でなければ素直に愛でられるのだが.
とりあえず庭の草むらに放しておいた.花を探しにでも行っておいで.



(↑同一個体)大柄な立派なハエである.種類は判らないけど、以前見た事のあるハエと雰囲気が似ている.ケースの蓋越しなので不鮮明.現在冷蔵庫で冷やしており、改めて撮影予定.
