「フィールド」カテゴリーアーカイブ

2023/08/27 オナガミズアオ成長中

外に放した1粒の卵は?

既に空っぽ.孵化したようだ.
卵の主か?しかし、この個体は2齢.飼育個体はまだ1齢.飼育個体が後れを取る筈がない.
と思っていたらまだ1齢の個体が.ああ君だな.先の2齢は元々ついていた個体という事.
それならばと周りを探すと4齢と思しきまた別の個体を発見.この樹も産卵に選ばれてるんだ.

ウチの個体は

2頭が腹先を持ち上げる仕草をしている.左画像の個体は昨日から同じポーズをしており、既にこと切れている模様.もう1頭(餌を食べていた形跡あり)も怪しい.

一方他の8頭は落ち着いて食事を繰り返して至って健全の模様.先の2頭に何があったのか?

2023/08/26 カナブン3者近況

アオカナブンの確認

ここ数日姿を見ていないアオカナブン.これは事切れた線が濃厚…確認する.
少し掘った所で骸が出てきた.できれば生きている内に戻してやりたかったが・・・
マットを掘り返していく.乾き気味を通り越してカラカラだな・・・
ちょっと諦めかけたその時、1頭の幼虫が転がり出た!
計5頭の幼虫を発見した.まだ発見できていない卵や幼虫がいると思われ.幼虫のサイズ感からして、前の雌ではなく、今回の雌が産んだと推測.勿論、マットには水を補充した.
成虫は採集ポイントの傍の地面に浅く埋めてやった.どうもありがとう.お疲れ様.

クロカナブンの確認

よし、ではクロカナブンの方を確認しよう.成虫には少しどいてもらって・・・

う~む、卵らしきものは1つ見つかったが、幼虫は見当たらず.もう1週間様子を見よう.

カナブンの確認

よし、次はカナブン幼虫の確認だ.

マットをちょっとどけるとすぐに幼虫が現れた.3齢と思われる個体も見つかった

黒くて硬い糞が沢山.幼虫も次々と見つかる.
確認できただけでも33頭再発掘された.
仮のケース(飼育ランドCY-S)から大きいサイズのプラケース(飼育ランドCY-M)に引っ越し.ただし、導入するのは10頭に絞る.
残りは親採集現場付近の葛畑に埋めておいた.

以前よりも大きいケースにした事で、環境の変化は穏やかになる筈.

2023/08/20 フィールド(日立)

懲りずにウォッチング

昨日オオミズアオが落ちていた辺りにコマユバチの繭の集まりが落ちていた.ひょっとすると、オオミズアオ幼虫はコマユバチの寄生を受けて落下したのかもしれない.

こちらは昨日発見したカナブン達の成る樹.頭上を見ると黒光りするのと、緑光りするのが…君たちは高い所ばかりに陣取るなぁ・・・もし、ウチのアオとクロが産まずともナミの子がいるからいいもーん(負け惜しみ).

この樹の下には活動を終えたカブトムシ、シタバガ系の蛾の姿が、特にカブトムシが食われず骸を晒すのはココでは珍しい.夏は終わりに近づいている事を感じる光景.

それにしても、カナブンやハナムグリらは皆1箇所に集まることなくバラバラに、一心に樹皮に顔を突っ込んで食事を摂っている.一体どういう餌なのか?

恐らく顔を突っ込んでいるのは↑の右画像のようなフラスが噴き出ている所.そして樹の根元にはフラスの山が.樹液っぽさは無いが、カナブンらには十分なのかな?そしてフラスを作っているのはやはりキクイムシの仲間かな?

昨日見つけたカブトムシか?襲われずにラッキーだね.
存在感のあるカワラタケみたいなキノコ
このコナラの樹はつい最近まで「カナブン達の成る樹」だったのだが、今ではチョウやハチも含めお客さんは全く来なくなっている.キクイムシの影響が落ち着いたからかも知れない.

2023/08/05 フィールド(日立)

樹液酒場ウォッチング

どうやら、同じコナラの樹液でも美味い・不味いがあるようで、幾つも樹液を出す樹はあれど、客がやってくる樹は決まって特定の2本である.

今回来たのは昼過ぎ.アカボシくんが沢山いた.おや、黒っぽいカナブンがいるぞ.
ブレブレの画像だが…これはクロカナブン!
珍しいお客さんが.これはオオゴキブリ!
画像中央にゴマダラチョウ.asahamaは2012年から日立市にいるが、ここで見るのは初めて.
足取りがおぼつかないカナブンがいた.見ると、左前肢符節と、右中肢符節が欠落している.身体がくたびれてきているようだが、カブトムシに押されつつも樹液あさりに懸命であった.

しばらくするとオオゴキブリは樹を降りて地面を駆けて去っていった.

「もうカブトなんていいや・・・」と無視を決め込んでいたのだが、酒場を雄に追われた雌が貰われたそうに(?)こちらに歩み寄ってきた.仕方ないなぁ.1週間だけだぞ?

<カブト雌を拾った背景>
・周囲にはカブトの骸が散らばっている.少々の憐み.
・前回羽化させた雄が少しばかり小ぶりだった.リベンジ.
・人間界(特に子供)ではカブトはやはり人気者である.関係構築の一環.

2023/07/26 フィールド(日立)

いとも簡単にアオカナブンの亡者に…(^^;)

いけませんなぁ…(^^;) 2匹目のドジョウとはこの事で、今度はアオカナブン目的で雑木林を探すもこれが見つからない.遥か頭上にそれらしき姿を見たが(画像なし)*…木登りはできんので今回は諦めた.ココではとても珍しいのかなぁ…珍し過ぎると雄を入れ替えての累代飼育は困難となる.もう少々通って確かめたい.

*2023/08/05追記:コナラの胴吹き葉である事が判明.