「クロカナブン」タグアーカイブ

2023/08/26 フィールド(日立)

雑木林ウォッチングもそろそろ終わり

カブトらが押し寄せていた樹液酒場にはスジクワガタとヨツボシケシキスイが1頭.ようやく落ち着いて樹液にありつけるようになったという所だろう.
先週カブトムシがいた箇所にはカナブン1頭.
先週までカナブン達の成る樹だったこの樹も、ちらほらつく程度に.

クロカナブン雄の入手を目論んでいたが、こうなるとほぼ望めない.樹液酒場通いはそろそろ止め時と見た.雌が産卵するのを期待するのみ.

2023/08/26 カナブン3者近況

アオカナブンの確認

ここ数日姿を見ていないアオカナブン.これは事切れた線が濃厚…確認する.
少し掘った所で骸が出てきた.できれば生きている内に戻してやりたかったが・・・
マットを掘り返していく.乾き気味を通り越してカラカラだな・・・
ちょっと諦めかけたその時、1頭の幼虫が転がり出た!
計5頭の幼虫を発見した.まだ発見できていない卵や幼虫がいると思われ.幼虫のサイズ感からして、前の雌ではなく、今回の雌が産んだと推測.勿論、マットには水を補充した.
成虫は採集ポイントの傍の地面に浅く埋めてやった.どうもありがとう.お疲れ様.

クロカナブンの確認

よし、ではクロカナブンの方を確認しよう.成虫には少しどいてもらって・・・

う~む、卵らしきものは1つ見つかったが、幼虫は見当たらず.もう1週間様子を見よう.

カナブンの確認

よし、次はカナブン幼虫の確認だ.

マットをちょっとどけるとすぐに幼虫が現れた.3齢と思われる個体も見つかった

黒くて硬い糞が沢山.幼虫も次々と見つかる.
確認できただけでも33頭再発掘された.
仮のケース(飼育ランドCY-S)から大きいサイズのプラケース(飼育ランドCY-M)に引っ越し.ただし、導入するのは10頭に絞る.
残りは親採集現場付近の葛畑に埋めておいた.

以前よりも大きいケースにした事で、環境の変化は穏やかになる筈.

2023/08/20 フィールド(日立)

懲りずにウォッチング

昨日オオミズアオが落ちていた辺りにコマユバチの繭の集まりが落ちていた.ひょっとすると、オオミズアオ幼虫はコマユバチの寄生を受けて落下したのかもしれない.

こちらは昨日発見したカナブン達の成る樹.頭上を見ると黒光りするのと、緑光りするのが…君たちは高い所ばかりに陣取るなぁ・・・もし、ウチのアオとクロが産まずともナミの子がいるからいいもーん(負け惜しみ).

この樹の下には活動を終えたカブトムシ、シタバガ系の蛾の姿が、特にカブトムシが食われず骸を晒すのはココでは珍しい.夏は終わりに近づいている事を感じる光景.

それにしても、カナブンやハナムグリらは皆1箇所に集まることなくバラバラに、一心に樹皮に顔を突っ込んで食事を摂っている.一体どういう餌なのか?

恐らく顔を突っ込んでいるのは↑の右画像のようなフラスが噴き出ている所.そして樹の根元にはフラスの山が.樹液っぽさは無いが、カナブンらには十分なのかな?そしてフラスを作っているのはやはりキクイムシの仲間かな?

昨日見つけたカブトムシか?襲われずにラッキーだね.
存在感のあるカワラタケみたいなキノコ
このコナラの樹はつい最近まで「カナブン達の成る樹」だったのだが、今ではチョウやハチも含めお客さんは全く来なくなっている.キクイムシの影響が落ち着いたからかも知れない.

2023/08/19 フィールド(日立)

樹液酒場ウォッチング

ポイントへの道中またオオゴキブリを発見.地面を歩く時はやはり急ぎ足.

今までのポイントでは・・・

カブトの姿はなく、少数のお客いるのみ.夏の虫達はすっかり影を潜めた・・・かに思えたが

諦め悪く今までマークしてなかった木々を見て回ると、思いがけずカブトが来る樹・カナブンらが成る樹を発見!クロカナブンも見つけたので捕獲を試みたが素早く逃げられた.畜生!

仕方なく帰路に入った所、地上で暴れる青虫の姿が.確認するとそれはオオミズアオの幼虫であった.上部にはクリが茂っているのでたぶんそこから落ちたのだろう.既にアリが集っており体は傷だらけ.救出も考えたが取りやめた.

2023/08/14 アオカナブン・クロカナブン

アオカナブン状況

10:47に見た時は、餌に口を付けている状態でほぼ動きが無く、てっきりこのまま果ててしまったのか?と焦ったが、その後(13:42)見たら位置が変わっていたので一安心.その後ケース内をうろうろ.潜って欲しいなぁ~

この日もいつもの樹液酒場を見に行ったら何とまたアオカナブン発見.ウチの個体のお相手として、雄だとよかったのだが、あいにくこの個体は雌.そして肢が少々くたびれている様子.この場でリリース.

クロカナブン捕獲

樹液酒場には先のアオカナブンと共に、再びクロカナブンを発見.裏側を確認すると雌.今回は持ち帰る事にした.

ケース準備

一番下には黒土を薄く敷いて、その上にはこの所の常套手段である腐葉土2:葛シュレッダーダスト1のマットを敷く.

餌台はもっと簡単にした(クリップ用切れ込み取りやめ).

準備完了

いやぁ~元気元気.あちこち壁をカリカリ!ブンブン!観察者としては少々不安になるがここはぐっとこらえる.

夕方にはマットに潜っていった模様.2週間を目途に様子を見てみる.