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2022/10/09 オナガミズアオ冬支度

もうそんな時期

手元に残った3つの繭にラベルをつける.順番は繭になった順.尚、1番は9月17日に羽化してしまったのでなし.残りの繭は皆営繭から3週間経つが羽化してこないのできっと越冬蛹だろう.

越冬用に用意した鉢(前年も使用)に繭を収めて、ベランダの直射が当たらない所で管理.春までお休み.

2022/10/01 フィールド(日立南)

秋の気配

オナガミズアオ幼虫.1頭だけまだいた.

なぜそうしたのかは思い出せないけど、空に向かって伸ばした手指にアカネの雌が止まった.顔のアップが撮れた.

近くでカリカリ音がするのでそちらを向くと、何とオオバヤシャブシの幹を2匹のオオスズメバチがかじって樹液を舐めているではないか.そ~っと近づいて撮影.右下で気配を殺すようにじっとしている蜂は恐らく別種(ヒメスズメバチの雄のように見える).
オオバヤシャブシにはもう1種類大型蛾が.ヒサゴスズメ.
メドハギに多数のバッタが集っていた.恐らく全てツチイナゴ.左の緑の個体はまだ若い幼虫.右の褐色の個体は次の脱皮で成虫になる終齢幼虫.
コマツナギ類の花

2022/09/17 オナガミズアオまさかの3化目羽化

営繭からきっかり2週間で

(16時半頃)ミズアオ営繭ケースから、聞きなれたカリカリ音が聞こえた.上から覗き込むと・・・今まさに成虫が繭から出てこようとしていた.これは予想外.

気づくのが遅れたようで、頭部~胸部にかけて少々傷みがあった.また、左前翅付け根付近には出血らしき痕が見つかったが、翅は進展していき、17時半過ぎには羽化を完了した.

果たして雄は来るのか?この夜、宮田地区のポイントで0~4時にかけて待機してみた.雌は2時頃からコーリングの姿勢をとったが、雄は気配もなく、この夜は終了.

あと最大2夜待ってみよう.

2022/09/24 追記

雌は交尾に至ることなく、4夜目にして産卵モードに入ってしまった.多数の卵を残したが、無精卵なので恐らくふ化しない.

残る3個体は今の所、羽化していない.もし非休眠であったなら既にもう2個体羽化があってもよさそうな時期だが.休眠に入ってくれたのかな?

2022/09/04~10 オナガミズアオ2,3頭目あがり

9月4日

2番目営繭予定個体.この日の昼、葉を食べ終えてまったりしてるなと思ったら、次の葉に取り掛かっていた.経験上、こんな日はまだ「あがり」は迎えない.あと1・2日程かかる.

9月5日

2番目営繭予定個体、この日の夜、あがりを迎えた.asahama、深夜のワンダリングまで付き合えないので早々に枝ごと営繭ケースに収める.

9月6日

オナガ幼虫はこれで残り2頭となり、1ボトル体制に縮小.

9月9日

(22:23)3頭目あがり.ほんのり色付き始めている.先の1・2頭目に比べ一回り体のサイズが小さい.

9月10日

枝採取8回目.残る個体は1頭のみ.

2022/08/31~09/03 オナガミズアオ近況

8月31日

枝採取4.5回目.糞が散らばっておる…^^; この糞、カブトムシ幼虫の餌になるかも?と、現在投与実験中.

9月1日

枝採取5回目.

9月2日

9月3日

最遅個体は6齢.どうやらこれで終齢の模様.

上がり個体出現

まだ昼間なのに?そしてその場で営繭?今年は何だかイレギュラーなケースが多いね…^^; だが、この枝はまだ他の個体が摂食する対象.ちょっと強引にケースに収容した(指を腹脚にあてがいながら、枝に張り付く腹脚を一つずつ剥がす感じで優しく.決して引っ張ってはいけない).

2022/08/24~27 オナガミズアオ成長中

8月24日

この日も新しく枝を採取したのだが・・・

枝調整直後の4頭

8月25日

同じ樹から採った筈の枝の片方がゲンナリと・・・う~む何故.

8月26日

5齢現る.

8月27日

朝、枝追加

こちら5齢になったばかりの最小の個体.5齢ではあるが、通常な4齢になった直後程度の大きさしかない.恐らくもう一度の脱皮で終齢と思われる.あと、何となくだが、この個体は少々噛む力が弱く見える.ま、小さくとも成虫にはなってくれるだろう.

(2022/08/28追記:どうやら大あごの左側がうまく動かない模様.食事がぎこちなく見えたのはこの為だったか)

2022/08/15~18 オナガミズアオ成長中、だが

8月15日

この個体、葉をほとんど食べなくなり、一時期歩き回るようになった.この時点では枝の母樹を替えた事によるショックと思われたが・・・

8月16日

当時、幼虫が食べずに歩き回るようになったのは母樹を替えた事が原因かと思い、この日の朝、母樹の枝を採り、その一部を替えた枝の脇にセットした(赤矢印).ちなみに、青矢印は問題の個体.

朝の内に食いつきを確認したので一安心だったのだが、夕刻帰宅してみるとそれから新たな食いつきはほぼ見られず.かと言って眠に入る様子でもない.どうやらこの個体に固有の問題が発生したらしい.

他の先に3齢になった3個体は、特に取り乱す様子もなく黙々と葉を食べている.

8月17日

問題の2齢は落ちてしまう可能性が高まったと見て、卵で放野していたものの生き残りと見られる1個体を連れ戻す(3齢、画像なし).

8月18日

夕刻、問題の2齢が脱走防止の水張りに落下しているのを確認.動きは全く見られず死亡と判断.水死の可能性もあるが、落下した時点で最早助かる見込みは薄かったと思われる.衰弱した理由は不明.

別の1頭(3齢)が眠に入った事を確認.

<方針転換>
2→3齢のタイミングで最終飼育数(4頭)に減らすのはリスクが高いようだ.これからは3齢で5頭、4齢で4頭・・・と減らしていく事にしよう.