4月29日

翅の模様が浮き出ている.この後、腹部も動いたので一安心.
4月30日
この日の午前、羽化が始まった.
約2時間程で羽化は完了した.性別:雄

この日はもう一頭羽化した(こちらも雄).前者に比べて若干細身?


脱出を手伝う破目に.開く際は特に頭側を全開にした方が良いと思われる(上の通り).
5月1日

顔を近づけると前肢(片方)を振り上げて威嚇(?)のような仕草をする.結構気が
強い女の子だ.

では、用意していたカゴに入ってもらおう.あわよくばベランダで「お見合い」
成立を目論んだが、風向きが悪かったかこの日の夜は雄は来ず.
5月2日

を始め、そして闇の向こうに複数の雄の影が現れた.しかし、強い街灯に阻まれてか
なかなか雄は近寄ってこず、上写真はやっとカゴに最接近した一頭の雄だが、これもすぐ
に去ってしまった.仕方ないので街灯の陰に移ってしばし待機するも、今度は打って
変わって雄はなかなか現れない.


2時間待ってもくっついたままだったのでとりあえずカゴを回収して帰宅.
(多分交尾は成功している)
5月3日

この日の夜生息地にて雄を放す.(この日は雌一頭が新たに羽化.すぐに生息地へ放す)
雌も、卵を産んでもらった後に放す予定であったが活動開始から2時間以上経っても
暴れるばかりで産卵を始めなかったので、雌を連れて帰宅.
深夜になって様子を見るとようやく産卵を確認.自宅は生息地からそれほど
離れてはおらず(一晩で飛んでいけそう)、また、asahamaの精神が持たない
ので申し訳ないと思いつつカゴの蓋を開けておき、自力で飛んで行って
もらった(明くる早朝にはいなくなっていた).
5月4日
5月5日

生活の都合につき1日程で卵付けの作業に取り掛かることにした.まずは卵をカゴから
外す.

卵が含まれている事に気が付いた(矢印).


多分これが初めて.
幼虫は「目」の側に穴を開けて這い出てくる.この側を遮る向きにすると脱出
できず死んでしまう.尚、卵を両面テープに持っていく際、付箋紙が活躍する.
卵を取り廻す際、糊の強さが程よいのだ.



他の紐は周辺地域のヤシャブシ類に固定した.

羽化の終盤、翅を開く所を目にすることができた.


これで全ての越冬組が羽化を果たしてasahamaの下を去っていった.
次は(生まれれば)幼虫飼育のフェイズだ.
おおお眼福なりぃ(*´Д`)ハァハァ
いまだ、いまだお目にかかったこと無いのです。
GWは「早めの桜」ほか百花繚乱でしたが、
虫影はほーんとにモンシロさんが飛んでるくらいで寂しいものでした・・。
>卵
こんなに大きさに差があるとは( Д ) ゚ ゚
観察って大事なのね
こんばんは.
オナガミズアオは北海道まで分布があるので、
新緑の頃、ハンノキ類を目印に探せばきっと見つかる
事でしょう^^.※蛹(繭)を見つけるのは難しいです.
卵の大きさの差:
以前産んでもらった個体ではこれ程の差は無かったと
思うのですが、個体差で片付くものか、もしくは管理に
起因するものか気になる所です...