湿地の春の花


日差しを受けて明るく輝いていた.
コケも輝く

今まで育てていた同種はボトル着けに失敗して枯れてしまった.
しかし、ボトル着けそのものが原因と考えるにはまだ試行が足りない.
タイミングや株の体力といったものが不足だったのかも知れない.
そこで、再び株を求め(千葉の蘭園にて)、ボトル着けに再挑戦する事
にした.
前回、ボトルに着けた部分を切り離してしまった事が失敗の原因の
一つと見て、今回は完全に根付くまでは切り離さないでおくことに
した.また、前回は冬真っただ中での作業であった事も災いした
だろう.今回は秋口で株はまだ動いている.今回のタイミング
は良好と見ている.
全体に皺が寄ってきたと思ったら株元がボロリ&ドロリ.う~む、
もっと成長してほしかった.
一方のリトープス紫薫は弱る様子が無くプリプリである.
購入した頃に比べて2回り以上の成長ぶりである.
そんなリトープスのいるボトルの下方に目を遣ると、何やら白い糸
のようなものが所々見受けられる(主に青枠の中).もしかしてこれは
同株の根?ここまで伸びるものなのネ?
古い葉が縮んでいるという事もあるだろうが、確かに新球は膨らんで
いるようだ.そろそろ外に出してやりたいが、まだ最低気温が0℃まで
下がる予報(3/12)が出ているので、もどかしさを覚える今日この頃.
株の中心から少しずつ新しい葉が伸びてきている模様.
いいぞ、その調子だ.
花後に伸びだした葉.どうやらあまり疲れていなかったようで、
今まで出した中で最も大きくなりそう.迷彩模様も健在なりで、
excellent!
「まだ早過ぎるだろ!(株の規模的に)」とつっこみを入れたくなるが
咲いたものは仕方ない.咲いたのは雌花のみだったから許す(こういう
のって雄花が優先して咲くのではないのか?とまたつっこみたくなる).
ソメイヨシノより一足早く(大袈裟ね^^;)こちらではセロジネ スパルサ
が満開となる.葉に傷みが入ったのが惜しい!次の葉は傷まないといいな.
(1月15日)花穂の表面から白い粉状のもの(恐らく花粉)が「吹き出」る.
粒粒が「開く」という感じではない.
(1月21日)そして約1週間後、花穂はどんどん枯れている.
その傍らでは既に新しい葉が伸びだしている.実はこの葉、苞が
開く直前には姿を現していた.生育の再開は暫く後と思っていた
が、予想よりフットワークは軽いみたい.
先週最後の地上部が飛んだマコデス.鉢の中に生き残りは無いか確認
したが、結果はゼロ.完全に消えてしまわれた.
これが2回目の栽培だったが、今回も失敗.こちらではどうもマコデス
を手懐けるのは無理っぽい.
3枚目の葉を展開中のホンコンシュスラン.しかしよく見るとこちらに
も異変があるのを認めた.株の地際…
1~2か月前よりこの「えぐれ」は認めていたが、ここにきて拡大して
きているように見える.どうやら病気のようだ.発症した病気は経験上、
残念ながらこちらでは打つ手がない.
しかし、このルディシア.「えぐれ」の上部から新たな根を1本伸ばして
いる(画像では見えない側にて).これで踏み止まってくれるだろうか.
いつもお世話になっている茨城の蘭園より、新たにセントポーリアを
購入した.
原種のイオナンタ.
コンコルドの花は、やはりダントツで魅力的だが、こちら
はむしろ花の「素朴さ」とか、株の「飼いならされてない」感が
魅力に感じた.
この花を見つめると、何だかこんな事を囁いているように感じる
『僕達には薄青紫の花が一番しっくり来るんですよ~』.
それにしてもやはりこの紫は、手持ちのカメラ(デジカメ)で表現する
のは難しい…
一度は最新式のボトルに固定した蘭達であるが、中には活着するまでに
に特に不安なものがあった.その一つがこのナゴラン.毎日一度霧吹き
を実施しているが、それでは根の表面は半日を待たずにカラカラに
乾いてしまう.夏なら話は変わるのだろうが、そこまで待っても
いられない.では、根の乾燥を防ぐには?うむ、ボトルに根を埋め込む
しかないな! と言う訳でまずは折角作ったボトルを「ほぼ」分解する.
ネット接合箇所の内、株が位置する辺りに切れ込みを入れる.切れ込みの
大きさは株元が収まる程度とする.
試しに株をボトルに入れてみるが、ここで問題発生.根の規模が
大きすぎてボトルの上からはみ出てしまう.また、このままでは
植え込み材もうまく入らない.
根は収まりそうになったが、切欠きの大きさが少し足りなかったよう
なので、少し拡大.
具合よく入った感じなので、再びネットを閉じて、上から植え込み材
を詰め込む.この時、根の周りになるべく隙間ができないようピンセット
で植え込み材を詰めながら行った.ああ、面倒.
再固定完了.試しに水を与えると、根が緑色の状態、即ち湿った状態が
半日以上維持される事を確認.
この方法の弱点は、株の形が複雑だったり、匍匐茎が長かったりする
ケースには向かない事だ.
とりあえず、上記3株に施した所で様子を見る.
昨年11月中旬に花の気配が現れて約2ヶ月.苞が開いてようやく花
の本体が姿を現した!
花の表面は粒が集まった感じであるのは遠目からでも判ったが、
一粒一粒を見ると・・・何だかジグソーパズルが組み合わさった
ような印象である.
果たしてこの後どのように変わっていくのであろうか?
芽が「いやに」グラグラするなと思い、意図的にゆすってみると
あっけなくとれてしまった…(゚Д゚;)茎の節目が腐食していたのだ.
思えば、何本もあった茎はこれの繰り返しで減少していたのだった.
他に残っている芽は無い.万事休す.
アグラオネマに続き、セントポーリア コンコルドも待望の開花を迎えた.
自然光ではどうにかこの紫色をカメラで捉えることができるが、
蛍光灯では真っ青になってしまう.調べると、やはり「紫色を
デジタルカメラで捉えるのは難しい場合がある」旨の記事が
沢山出てくる.
少しばかり説明すると、
・紫色が上手く撮れる場合というのは、その紫色が
「赤」と「青」の光の合成で放たれていた場合.
・紫色が上手く撮れない場合というのは、その紫色が
「最初から紫」の光として放たれていた場合.
だという.
この辺りは技術の進歩を待つ他無いかのう.