簡易羽化器Ⅱ作製
今年の春はいつになく早く進行している模様.いつもより早いが、
冷蔵庫で眠らせていたオナガミズアオは、そろそろ起こした方が
良さそうである.そして、その際使う羽化器について、今まであった
面倒事を解消すべく、改良する事にした.
従来の羽化器(画像左のペットボトルのもの)は、羽化成功の実績は
十分だが、羽化後の成虫を取り出すのは少々面倒であった.要は、
成虫が掴まるアーチ部分が、その形を維持し、自立したままペット
ボトルのカバーを簡単に外せれば便利という訳である.
例によって、鉢底ネットと結束バンドを用いて作製開始.
これでほぼ完成だが...少し愛が足りない.
紙紐を巡らす事で、より掴まりやすくなるだろう…
今まではキッチンペーパーを巻いていたが、多分こっちの方が
ベター.
蛹は全部で5頭だが、まずは2個だけ作って様子を見る.残り3頭分は
従来品を用いる.
繭の前後について
何故、今まで気付かなかったのだろう・・・
ライトで繭を透かせば中の蛹がシルエットとして浮かび上がる.
蛹に対して繭は割と広めである.
尾端は繭に固定されているので、繭の端を透かした際、空間が
大きく空いて映る方が頭側.即ち出口なのだ.
今現在はどっちが出口か分からなくても特に問題は出ていない
が、今後何かで役に立つ?