2018/04/14~15 オナガミズアオ

簡易羽化器Ⅱ作製

今年の春はいつになく早く進行している模様.いつもより早いが、
冷蔵庫で眠らせていたオナガミズアオは、そろそろ起こした方が
良さそうである.そして、その際使う羽化器について、今まであった
面倒事を解消すべく、改良する事にした.

簡易羽化器Ⅱ作製1
従来の羽化器(画像左のペットボトルのもの)は、羽化成功の実績は
十分だが、羽化後の成虫を取り出すのは少々面倒であった.要は、
成虫が掴まるアーチ部分が、その形を維持し、自立したままペット
ボトルのカバーを簡単に外せれば便利という訳である.

例によって、鉢底ネットと結束バンドを用いて作製開始.
簡易羽化器Ⅱ作製2
これでほぼ完成だが...少し愛が足りない.

簡易羽化器Ⅱ作製3
紙紐を巡らす事で、より掴まりやすくなるだろう…
今まではキッチンペーパーを巻いていたが、多分こっちの方が
ベター.

簡易羽化器Ⅱ作製4
これで完成.

簡易羽化器Ⅱ作製5
カバーを被せるとこうなる.

2個作製
蛹は全部で5頭だが、まずは2個だけ作って様子を見る.残り3頭分は
従来品を用いる.

繭の前後について

繭の前後を判別する方法
何故、今まで気付かなかったのだろう・・・
ライトで繭を透かせば中の蛹がシルエットとして浮かび上がる.
蛹に対して繭は割と広めである.
尾端は繭に固定されているので、繭の端を透かした際、空間が
大きく空いて映る方が頭側.即ち出口なのだ.
今現在はどっちが出口か分からなくても特に問題は出ていない
が、今後何かで役に立つ?