月別アーカイブ: 2017年11月

2017/11/11 フィールド(高萩)

ウスタビガを袋田へ放ちに行く途中.花貫地区へ立ち寄る.
気になる痕
見かけたヤシャブシ類の梢.一見何てことないが、矢印の所が不自然
に葉が無くなっている.葉柄だけが残っているのだ.こんな事をする
のは大きなイモムシ類に違いない.よし、来年はよりよく通って観察
することにしよう.

この、ブナと思しき枝についているヤママユの繭は、実は今夏に
中身が入っている状態で見つけていた(当時、持ち帰ってしまおうか
迷ったが、後に卵をタナボタで得てしまったので、今は持ち帰ら
なくてよかったと安堵している).それが、今見ると出口が開いて
いて空になっている.無事に羽化を果たせたようだ.

ホオノキも冬支度.今年はエゾシモフリスズメを発見できなかった
なぁ…

2017/11/07~12 ウスタビガ羽化った!


(11月7日)む、この影は・・・
ウスタビガ雄羽化
遂に、ウスタビガが羽化したのだ.モミジ色で、この季節に何とマッチ
していることだろう!
「にっこり目(?)」
よく見ると、4つの眼状紋のみならず前翅先端付近の「にっこり目(?)」
も透けているのだな.
顔がよく見えぬ
顔がよく見えぬ.自分が止まっている所と向き合いたいのだな?
モフモフなのは十分分かった.そして、♂の証である立派な触角
も見える.


(11月9日)2頭目も羽化!(♂)

今度は顔がよく見える(網越しだけど).つぶらな黒い眼である.

この個体が出た繭を上から覗く.出口が少し広がっていて、少々毛が
こびりついている.この毛は繭脱出の際の潤滑油の働きもするのかな?
※一方1頭目は、あろう事か籠から逃亡してしまっている事にこの日
 気付く.籠の口のガードが甘かった.

(11月11日)時間がとれたこの日、この個体を故郷である袋田へ
放しに行く.

記念撮影に手乗りを試みたが、死んだふりを決め込んだようでうまく
いかない.どうにか撮れたのが↑.ピント失敗.

当初樹に止まらそうと思っていたが、こんな状態なので、落ち葉の
上に置くだけで済ますことにした.で、改めて撮影.
うん、やっぱりカッコいい.

比較的安全そうな所の落ち葉の上に置き直して撤収.
落ち葉の上は結構カムフラージュになりそうだね.


(11月12日)外出から帰宅後、残り2頭も羽化確認.
♂、♀1頭ずつである.「昨日の内に羽化してくれれば今日放せたのに
…」と少し愚痴る.

双方とも繭に止まっていた.そのまま籠から出しての撮影を試みたが、
♂が落下!そして死んだふり.

一方♀は落ちず、翅をゆらゆら動かすのみ.うむ、♀も完璧な羽化では
ないか!

豊かなお腹.

顔はやっぱりよく見えぬ.asahamaはこれまでもウスタビガの幼虫を
飼った事があったが、無事な羽化に漕ぎ着けたのはこれが初めて
である.前回は蛹がミイラっぽくなって死んでいたので、今回は繭に
霧吹き等で時々水分を与えてやっていた.それが効いたのかも.

さて、こちらの都合で向こう6日程故郷へ放してやる事ができないが、
その間にこの地域(日立)の♂が言い寄ってきたらどうするか…まあ、
くっつけてしまっても別に問題はないかな.手持ちの♂(兄弟)と
くっつけてしまうよりはましだろう.

2017/11/06~12 料理

料理
・知り合いより頂いたスダチを刻んで味噌汁等に投入
 しているが、独特な「コク」を感じる.他の酢ミカン
 はどうだろう?
・グレープフルーツは結構万能かな.体にもいいし.

2017/11/07 お知らせ

今までは1つの記事の中に1週間分のトピックを詰め込んでいましたが、
カテゴリやタグを絞って見たいという方もいるかもしれません.そこで
今後は心を入れ替え、ジャンルごとに分けて記事を書いていくことにします.

2017/10/30~11/05 料理・フィールド・植物・昆虫

2017年10月30日から11月5日までの記録

寒いニュースはあんまり引っ張らなくていいと思うの.

料理

料理
サルナシ、遠目で見ると青いプチトマトみたい.来年も採るとしよう.

フィールド

那珂湊


湊公園に足を運ぶ.無論、あの植物の様子を見る為である.
イワレンゲ 開花1
おお、咲いとる!咲いとる!何だか小人のようだぞ.
イワレンゲ 開花2
よく見ると、花茎は陽の当たっている側を丸める形で曲がっている.
なるほど、陽の当たる花の数を増やして虫の目に止まりやすくする
作戦だな?
イワレンゲ 開花3
開花株の周りには、花を作らずロゼットのままの株も数多くある.
このような株が越冬するのだろう.
イワレンゲ 花拡大
花を拡大して見ると、飴細工で作ったような造形である.
陽が当たる事でその美しさが際立つという感じだ.
イワレンゲ 岩場
岩場に自生する株も花盛り.

路面の割れ目で生えていた立派な株は、残念ながら消えてしまって
いたが、別の場所で新たにイワレンゲ発見.大きく育てよ~.

大洗

続いて、大洗サンビーチに足を運ぶ.目的は一応、当ブログ*名に
相応しい背景写真を撮る為であったが...
*当ブログを始めるきっかけの地でもあるし

チョウセンハマグリ
おお、ハマグリ殿がいたぞ!気を良くしたasahama、少々道草を
食うことに.
フジノハナガイ
こちらはフジノハナガイ.水管を伸ばしている写真を撮る
のに少々粘った.
ホッキガイ?ヒメバカガイ?
はてこちらは…ヒメバカガイ?或いはホッキガイの子供?

トノサマバッタ
野生下の元気なトノサマバッタをこれ以上アップで撮るには装備が
足りないようだ.こちらに近づくのをじっと待っていたが、願い
空しく飛び去ってしまった.

背景写真として波打ち際を撮って終了.

植物

巷では紅葉シーズン到来だが、赤い葉ならこちらも負けてはいない.

ポインセチア


苞葉、まだまだ展開中.

モミジやイチョウは色づいた葉をすぐに落としてしまうけど、
ポインセチアであれば、少々のケアを施せば春まで持つ.
部屋で“紅葉”を長く楽しめる数少ない植物ではなかろうか.
着色の手続きが2ヶ月程度必要なのが手間だけど、それでも
一日一杯のコーヒーよりもコストは低い.たぶん.

セロジネ フィンブリアタおよびバルボ
ウェンドランディアナム


新型のボトル(なかなかいい名前が浮かばない)に引っ越し.
バルボの方はかなりいじけている.両者、一晩水に浸して
回復を促す.

セロジネ ムーレアナ

新根
このセロジネ、他の種よりも根の動き出しが早いように見え
る.着生材にずんずん入っていく様子を見ると嬉しくなる.

イワレンゲ


こちら自宅のイワレンゲ.ぱっと見生命反応が消えたように
見えるが...

生き残っているのを確認(円内).もうしばらく様子を見よう.

一方、栽培を断念したもの...
・セロジネ マルモラータ(この株、ただでさえ動きが鈍く、
 サイズがどんどん小さくなるばかりであった…)
・ストレプトカーパス バンデレウリー(病気がどんどん進み、
 思い切って屋外に出すが、遂に根本もやられ、果てる).

昆虫

ミヤマクワガタ

マット表面に出ている
(11月3日)気まぐれでケースの蓋を開けると、幼虫が1頭マット
の表面に出てきていた.む、どうしたのか.
温度計を見ると20℃のラインをうろうろする状況...
きっと暑いのだな.暖房の影響が届きにくい玄関へ移動.

そういえば昨冬より朽木を交換していない.枯渇してもいる
かも知れない.

なので、新たな朽木を調達(コナラ材、小).

掘り出された幼虫
(11月4日)朽木交換の過程で、古い朽木を取り出すと固い芯しか
残っておらず、その芯にかじりつくように2頭の幼虫が出てきた.
まあ最初から餌として入れたのは朽木だけだったから朽木を集中
的に齧るのは頷けるが、それにしても本当に「食い尽くす」という
感じにするのね…

新しい朽木を導入(四角内).幼虫の脇にある薄黄色のは古い朽木
の芯.

ウスタビガ

ウスタビガ ベランダへ
適切な時期に羽化するには、初冬の寒さに当てた方が良い
と思ったので、繭を網かごに入れベランダに移す.